そうだ、快晴に聞こう。(教えて)
確認はしておりますが、文章に一部不自然な箇所などがあるかもしれません…
翌朝。登校してくると校門になんだか見覚えのある美人な女の子が立っていた。こちらに気づくと顔をぱあっと明るくして近づいてくる。
「周太さん!おはようございます!!昨日は本当にありがとうございました!」
俺の前でそう笑顔で笑うこの子は、昨日、迷子の子どもを助けるのを手伝った女の子だ。まさか同じ学校だったとは。
「おはよう。えっと、、、」
名前、聞いてなかったな、、
すると、彼女はそんな俺の様子に気付いたようにして答える。
「ああすいません!!名乗るのが遅れてしまいました!わたしは、皆瀬咲です!よろしくお願いします!」
「皆瀬咲さんね。皆瀬さん、昨日はありがとう!」
そうお礼を言うと、彼女は、なんだか恥ずかしそうにこちらの様子を伺っている。
「ど、どうかした?」
そう聞くと彼女は、頬を赤らめながら答えてくれた。
「そ、それで、もし、よければ、連絡先を交換、、しませんか?」
――――――――――
「なんか、女の子の連絡先を手に入れてしまった、、、」
「周太くん、どうしたの?」
俺は久々に女の子たちから開放されている快晴と話していると、快晴は、少し不思議そうにしている。
もしかしたら、上機嫌が顔に出ていたかも知れない。
「な、何でもないなんでもない。」
「そ、そう?ならいいけど。」
それにしても、どうしたらいいんだろう?連絡先を教えてもらった訳だし、やっぱ連絡するためだよな、、、どんなふうに連絡するんだろうか、、、
「昨日はありがとう!」とか?「よろしく」だけだと寂しいかな、、、
い、一旦落ち着こう。
「まあ、そんな事よりさ、せっかく久々にこうして話せる時間出来たんだし、ゲームの事とかアニメの事とか、話そうぜ!!」
「そうだね!」
こうして俺は、久しぶりの親友との会話を楽しんだ。
――――――――――
「そ、それで、、、どうしたものか、、、」
家に帰ったあと、俺はずっとスマホの画面とにらみ合っている。その画面には、皆瀬さんとのチャットアプリのトーク画面。まだ、一度も更新されていない。
「せっかくもらったんだから、何か送らないと、、、」
でも、何を送ろう?どう送ろう?
「ああ!!全く思いつかん!!」
一体どうしたら、、、
「あ、そうだ!!」
こんな女の子関連の悩みには、うってつけの親友がいるじゃないか!
俺は早速快晴に、電話をかけた、、、
―――――快晴view―――――
「電話?誰だろう?」
最近仲良くなった子たちかな?
僕は最近、たくさんのかわいい女の子に話しかけられるようになった。みんな優しいから、きっと一人で過ごす僕に、孤立しないように声を掛けてくれるんだろう。とはいっても、連絡はチャットアプリが多い。電話となると、幼馴染の涼香か、友達の周太君ぐらいだ。僕はスマホの画面を確認する。
「快晴くんからか」
僕はすぐに電話に出る。
「もしもし?どうしたの周太くん?」
「ああ。快晴、実は、最近女の子と仲がいい快晴に、ぜひご教授願いたい話があるんだが、、、」
「え?ああ、確かに。でもあれはきっと、クラスで一人でいることが多い僕を見て、孤立しないようにみんなで声を掛けてくれてるんだよ」
周太君も、クラスの人たちと同じ勘違いをしているんだなあ。
「お、おう。そうか、、、そう思うならまあいい。それよりも、だ。」
周太君は納得してくれていないようだが、話を続けようとしている。
「実はお前に聞きたいことがあってだな、、、」
周太君はさらに続ける。
「女の子と連絡先を交換したんだが、ここからどうするべきだと思うどんなふうに連絡すべきだと思う?!」
「え、ええ?!そんなこと僕に聞かれても!!」
周太君は、僕をどこの陽キャと勘違いしているのだろうか。
「それでも!!お前最近女の子たちと仲いいじゃん?連絡くらいはしてるだろ?!なんでもいいからおしえてくれええ!!」
周太君は必至で泣きついてくる。
「まあ、連絡くらいはしてるけど、、、」
「だろ?ちょっとでいいんだ!!おしえてくれえええ!!!」
教えれることは少ないけど、唯一の男友達に頼ってもらえてるんだし、いつも仲良くしてくれるし、僕に教えれる事なら教えてあげよう。
「まず、今はまだ一回も連絡をとってないの?」
「ああ。」
「連絡先はどっちから交換しようって言ったの?」
「向こうからだ。それで?どうしたら、、いったいどうすれば?!」
「う、うん!でも、それなら、話は簡単じゃないかな?」
「というと?」
「向こうから聞いてきたってことは、向こうの人も連絡を取りたいって思ってるはずだよ。だから、怖がらずに、勇気を出して、送ってみたらいいんじゃないかな?」
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