第二話 働き先が見つかる
三日坊主には気を付けましょう…
さてさて、何かしたいところではあるけど空腹がさすがにきつい。異世界に来てから3日間なにも食べてないからか、当たり前だったわ。どうしようk…
こちらが街角パン屋「ミチクサ」さんの、激うまフランスパンノートピングです。うひょーーー!
目が覚めた時いい匂いがしたので大きな声を出したら、店主さんにビックリされましたー!
どうやら町に行き倒れていたらしく、店主さんが助けてくれたっぽいですね。話を聞く限り。
空腹なのを知らているのですが、パンを恵んでくださるようです。神ですか?
「お腹すいてるんでしょぉ?」
困惑しているとそう言われた
「ええ…まぁ…」
「大したもんじゃないけど食べてよ」
「そんなことないと思いますよ。……お、お言葉に甘えて、いただきます」
ちゃんと手でちぎって一口サイズにしてから口に運ぶ
「美味しい…」
「よかったぁ…ねぇ、君名前は?」
「白洲 羽見と言います」
「私はバネッサって言うよ。よろしくねぇ」
しばらくして…
「君、異世界から来たのかな?」
「な、なぜそれを!」
「数年に一度来るんだよね~」
「え?」
「で、そういう人たちは大体不遇スタートだから、私は見つけ次第助けてるんだよぉ」
やたらと親切な人だなぁ…信頼して大丈夫か?裏がありそう
っても失うものもないし、もう食べちゃったし素直に感謝するべきだな。
「そうなんですね。改めてありがとうございます」
「いいけど、ダダ飯って言うのは頂けないねぇ?」
「…そりゃそうですよね」
「しばらくうちに勤めない?粗末だけど衣食住提供するからさぁ」
働ける…だと…?
ああ駄目だ、俺のスキル『サイズチェンジ』だったわ…
「お話はうれしいですが…」
「ああ、スキルのことは大丈夫だよぉ。ある程度の接客さえできればいいから」
「な、なぜそれを…!」
「ああ、鑑定させてもらったよぉ」
「はぁ…」
間の抜けた声が出てしまった
「で、どうするぅ?」
「ここで働かせて下さい!」
「おっけ~よろしく」
「はい、よろしくお願いします」
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次回は色々詳しいことを書きます