飛行船の姫
うちのオヤジは私と母さんを置いて死んだ、空に浮かぶ船で。母さんは私を置いて死んだ、空に浮かぶバカ野郎達を激励しながら。なのに私は空を目指した、きっと私は何かを置いていく、それでもアのオヤジが見た景色が見たい、私よりも母さんよりも大切にした空を、目指す先なんて無くていい、私はただ、オヤジが見ていた夢を見たい。
夢の先
2022/06/29 17:38
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