散策、商人地区
「ふふ、さぁ!強敵よ出てきなさい」
そう言ってからどれ程たっただろうか
(全然来ない、何故だこの展開は強敵が出てきて命からがらに私が倒しす。というシチュエーションじゃないのか?もうここにいてもバカらしいからさっさと帰ろ)
そしてミリカは帰っていった
《森の魔物の声》
(恐い!ここに化け物が来る!逃げろ)
と森の奥地まで逃げたのだった
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《街の広場》
(戻ったはいいものの何をしよう?狩り、はさっき行ったし、何も狩れなかったけど。ん~)
「あ!街散策をしよう」
(おっと、つい口に出しちゃた、誰も見ていないよね?)
周りを確認してみたが大丈夫だった
(良かった、いいアイディアだし街散策にしますか)
そうと決めたミリカは街散策に行く。
《商人地区》
(おぉ!美味しそうな店が一杯だ!雰囲気も明るくて楽しそうな場所だな!)
「いい雰囲気ですね」
そうして商人地区へと入って行くのだった。
「ねぇ、そこの串焼き美味しそうですね」
「おぉ!……!そうだろそうだろ、俺のオリジナルだからな!」
「オリジナル?」
「嬢ちゃん、説明されてないのか?」
「説明されていませんが?」
「そうなのか、じゃあ俺が説明してやる。オリジナルとは生産職に就いている者が技術・アイディアで始めて・最高峰を出して生み出した物のことだ。」
「なるほど、では貴方は自らの技術でオリジナルを生み出したのですね。凄いです。」
「あぁ…ありがとう。でもそんな大したことじゃない、俺が好きな料理を作ったらオリジナルだっただけだ。それに、この世界で作られたことの無い物がオリジナルとついただけということだ。まぁ、説明されたことだけどな」
「では、オリジナルの串焼きを一つ下さいな」
「はいよ、120Cだ」
「分かりました、えっとお金は……あれ?無い!何処に入れたっけ?」
「嬢ちゃんまさか無くしたのか!何処で無くしたのかもう一度思い返せ」
「分かりました。うーん」
(最初から思い出せ、えっと最初にこの街に降りたときは持ってなかったし?いつから有ると思ってたんだ?)
「あのぅ、お金は最初から持っていませんでした」
「はぁ!最初は仕方ないにしても職業ギルドで登録しに行ってないのか?」
「職業ギルド?」
「職業ギルドについては最初にキャラを作る時にいたサポーターAIが教えてくれる筈だぞ」
「いいえ、教えてもらって無いです」
「うん?もしかしてそのサポーターAIは男だったか?」
「えぇ、男性でしたが?」
「ハァ~それならしょうがないか」
「どういう意味ですか?」
「気にするな、それより職業ギルドに行った方がいいぞ。そこでオリジナルについても知れるし登録をすればプレイヤー限定だが、初期投資か知らないがお金をもらえるぞ」
「今から行ってみますね。では、また後で買いに来ますね」
「ちょっとまった、今回はサービスとしてタダで串焼きをやるよ」
「いいのですか?…!まさか私を餌で釣って誘拐するつもりですか!」
「そんなことはしない、安心しろ。後、そんな冗談はあんまり言うなよ、勘違いして本当にするやつだっているからな」
「ふふ、わかっていますよ。でも、忠告ありがたいです。」
「おぉ…どういたしまして」
「フレンド登録しませんか?」
「嬉しいけど、いいのか?」
「えぇ、貴方は安全だし」
「そうか、そんなストレートに言われると恥ずかしいな」
「ふふ、意外と可愛いのですね。じゃあ早速、フレンド登録しましょう」
「うぐっ!あぁ、そうだな。俺の名はギラル。で、嬢ちゃんの名は?」
「ミリカです。よろしくお願いしますね。ギラル」
「おぅ!よろしくな!」
こうしてミリカは新たなフレンドと食べ物を獲て、職業ギルドに向かうのだった……
《ギラル》
「可愛かったな」
ギラルがミリカを女の子だと思ったまま
書いていたら変な感じになりました。
決してボーイズラブではありませんし、なりませんから安心して下さい。