膝枕、気になる仮面
「くっ!俺様が恥ずかしいなんて!」
少女は悶々と恥ずかしい姿を見られたことを、二人の中から消そうか考えていた。
その様子を、少し離れて見ていたヒーラと幼女は話し合っていた。
「かわいい~~」
「はぁ、呑気に感想を言ってないで、情報を聞き出しに行くわよ」
「むぅー!ヒーちゃんがいちばんたんのうしていてよくいえるねー!」
幼女は頬をパンパンに膨らませて怒りを表していた。
しかし、それは可愛いだけに終わった。
ツンツン
「ぷぅ~、はっ!はにするのヒーちゃん!」
ヒーラは「ふふ」と笑い、
「私が悪かったから、機嫌直して?」
ポン ポン
一定の間隔で頭をポンポンされた幼女は、目を蕩けさせながら、
「ふわ~わかった~」
眠そうにしながら許してしまう。
「眠そうね?」
ヒーラが聞くと、
「ねぇ~む~く~なんか~なっ~てない~」
うとうとしながら言われた言葉は、説得力はなかった。
「寝ていていいわよ?」
ヒーラの甘い囁きに、眠りかけていた幼女は抗わなかった。
「う~ん、ヒー~ちゃん……ひざまくら~~して~」
目を擦りながらヒーラにお願いして来た、幼女を見ながら、
「えぇ、良いわよ」
優しい表情で言って、その場で座った。
「こちらにおいで」
ポンポン
「う~ん」
完全に目を閉じた幼女は、膝を叩く音を頼りに向かって行く。
ポンポン
ヒーラもその事を分かっているから、一定の間隔で膝を叩き、幼女を案内する。
ポンポン
「こ~ちぃ~?」
ポンポン
「あ~ちぃ~?」
ポンポン
「こ~ちぃ~?」
ポンポン
「わか~な~い」
ヒーラは少し楽しんでいた。
悪いとは思いつつも、楽しくなっていた。
それが、いけなかったのだろう。
「うぅ~、ま~すぐ~すすんじゃえ~」
そう言って、幼女が向かって行った方向は、思い悩んでいる少女が居た。
ドン
「わっ!なんだ?!」
少女は慌てて、自身に何が起きたのか確認した。
そしたら、背中から寝息が聞こえてきた、
「すぅ、すぅ」
「俺様はベットじゃないぞ」
注意しようとしたが、起こすのは悪いと思い、小声で注意した。
幼女を、俺様の膝に乗せようとしたその時、背後から殺気が向けられた、
「ぐっ!」
その殺気で思わず膝を付き添うになった。
しかし、寝てい、俺様に膝を付かせれる者などいない!
根性だけで耐え抜いた。
「ねえ、なんで貴女が膝枕をしようとしてるの?」
無表情で聞いてきたヒーラに、
「ひっ!ひざ、膝枕とはなんだ?」
怯えながらも聞いた。
そしたら、ヒーラがキョトンっとした顔をした。
「貴女、膝枕を知らないで寝かせようとしたの?」
「あ、あぁ、造りし者が、これが定番だと言っていたからな」
俺様の言葉にヒーラは、納得と言った表情で頷いた。
?なんで納得なんだ?当たり前じゃないのか?
少女の頭は今、混乱の中であった。
「分かったわ、膝枕を許して上げるから、貴女を造った者の情報を教えなさい」
「膝で寝かせるのは定番じゃないのか?」
少女は気になっていた事を、無意識に聞く。
「はぁ、定番なわけないでしょう」
「えっ!造りし者はら世界共通だって言ってたぞ?」
少女の言葉に、溜息しか出なくなったヒーラは、
「はぁ、それは良いから、貴女を造った者の情報を教えなさい」
と言ったが、少女は膝枕の事が気になるのか聞いていない。
「違うのか?いや、造りし者の言葉を疑うと俺様を疑うことに………」
遂には、頭を抱えて悩み始めてしまった。
下にいる、幼女の事も忘れて。
その事に気付いたヒーラは、渋々ながらも妥協する。
「はぁ、情報を教えてくれたら話すから、メイアを起こさないでね」
ヒーラの言葉に、寝ている者の存在を思い出した少女はおとなしくなった。
「絶対だからな?」
少女の念押しに、
「えぇ、分かったから、情報を教えて」
苦笑しながら頷いた。




