始まりの日❰読み飛ばし推奨❱
追記
最初の話をもとにして新たに書き上げました。
「水バケツを先生に掛けただけなのに……」
学校からの帰り道、御華は拳骨を落とされた頭を押さえながら家へと向かい歩いていると曲が聞こえてきた。
『~~~~♪~~♪~~~~~~~♪』
(なんだろう?)
聞いた事も無い曲が気になった御華は音が聞こえてきた方に向かって行く。
「うわ~~!!」
音が聞こえてきた場所まで来た御華は大きいテレビ画面に映る壮大で、自然溢れる光景に感嘆の声を上げて夢中になった。
『~~~♪~~~~~♪』
「ふっふんふ~~♪ふっふんふっふんふ~~」
映像と共に流れるBGMを気に入った御華は体を揺らしながら音楽に続くように鼻歌を歌う。
それが暫く続いた頃、音楽と共に映像が消え、真っ暗となった画面に蒼い髪をした一人の青年が現れた。
『先程の映像を見た者達はこの素晴らしく、無限の可能性が溢れる世界へ来たいと思っただろう?そんなお前達に私は宣戦布告する……
この世界は我の物だ。それを汚すと言うならば、我はお前らを捩じ伏せてでも、世界から排除してやる!!…………んっんっ!自由に世界を楽しむならば特に何もしない、そこは安心してくれ。でも、汚した場合は私は実力を持ってして排除する、以上だ。この世界に来てくれる事を楽しみにしているよ』
それだけを言うと名前もいっさい教えてくれないまま青年は消えて画面は切り替わる。
「な、なんだったんだろう?」
驚き過ぎてポカーンっと口を半開きにして呆然としていた御華だったが、少しして理解が追い付くとそう疑問の声を漏らす。
「気になるけど、あの世界の方が気になる!!」
御華は先程の世界を思い出して瞳をキラキラさせる。
「でも、高そう……」
しかし、すぐにキラキラした瞳が消えて残念そうに下を見た。
「もしかしたら買える値段かも知れない!」
落ち込みそうになる自分を勇気づけるように語りかけて諦めそうになる気持ちを持ち直す。
「よ~し!あのゲームを探すぞ~~!!」
「おぉ~~!!」と言ってる事が体からも伝わる程、御華は力強く上に拳を突き出し、やる気を漲らせ、走り出す。
御華のイメージ図
黒髪のストレートロング
目はパッチリとしており、顔は幼さが抜けきれて無い愛らしい顔
身長は139cmと同年代に比べると小さく
全体的に見て、小動物めいた可愛さがある。
上記のイメージ図が分かりにくい、または、こうした方が良い等、ありましたら伝えてくださるとありがたいです。