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VRMMOに男の娘が挑む  作者: 白夜の桜
黒き仮面 ~さぁ!闇を持ちし者達よ、思い出せ!~
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夕御飯

最初は俯瞰視点?です

料理が出来上り、御華は姉さんを呼びに部屋に向かった。


コンコン


「姉さん、ご飯出来たよ」


ゴソゴソ


「そう、わかったわ。今から向かうから先に行ってて」


ゴソゴソ


「わかった。ねぇ、それよりさっきからゴソゴソと音がしてるけど何かしてない?」


ゴソ


「何もしてないわよ。ただ、ベットから出ようとした時の音よ」


「それなら良かった。じゃあ先に行ってるね」


「えぇ、先に行って待っててね」


その返事を聞いた御華はリビングへと向かって行った。



御華が階段を下りる音を聞いた姉。


「ふぅ、危なかったわ。御華がもし入って来たら……ふふ、それはそれでありね」


あやしく笑った姉は、いったい何を考えているのか。

それは分からない。


「さて、早く片付けて行かないと。御華の美味しい料理が冷めちゃうわ」


そう言い、片付け始めた姉だった。

いったい何を片付けていたのか。

証拠が消された今となっては誰も分からない。



姉さんがリビングにやって来た。

来るまでに4分程だった。

本当にベットから出て来るのに時間がかかっただけなの?でも、あの音は……


「御華?何を考えているの?」


「えっ!何でもないよ!それよりご飯食べよう」


「ふーん。まぁ、いいわ。確かに今はご飯が大事よね」


普通に返事をしたが、心の中は違った。


(あぁ!久しぶりの御華の手料理!楽しみ!)


凄くウキウキしてる姉。

久しぶり等と言ってはいるが、昨日も食べていた。

姉の中ではいったい何日ぶりに食べルことになっているのだろう?


「そうだよ!今日は遅れちゃたから、あんまり凝ったものは作れなかったけど。姉さんが好きな料理を作ったから喜んでくれたら嬉しい、な?」


料理を作りに行くときに聞いた姉の言葉に罪悪感を感じていた御華。

それで姉の好きな料理を作ったらしい。

先程の言葉を言った御華は心の中で何を思っているのか。


(うぅ、姉さんが変なことをしてたんじゃないかと疑っちゃった。でも、4分で来たから私の思い過ごしで良かった。うん!姉さんが変なことをする筈がないよね!それにしても、さっきから姉さんが動いていない。もしかして嫌だった?)


自己完結してしまった御華。

最初の考えは当た……いや、ない。

ともかく。


姉が動いてなく、もしかして嫌だったかな、と考えた御華は姉を不安そうな瞳で姉を見た。

それは、姉との身長差で結果的に上目遣いで見てしまう。


それは、姉からしたら破壊力が有りすぎた。


「っ!ふふ、嬉しいに決まってるわ!さっき反応出来なかったのは嬉しすぎて固まっていただけよ」


それは間違っていなかった。

自分が好きな料理と御華の先程の言葉。

そのコンボは姉を気絶させるには十分すぎた。


「そ、それなら良かった。それより、姉さん。そこで立ってないで座ったら?」


胸に手を当てて、ほっ、と安堵した御華。

固まったことについては気付いていないのか、それとも気付いていて気にしてないのか。


「あっ、私たったままだったのね」


「何言ってるの姉さん?入ってすぐ固まっていたでしょ?」


「そうだったわ!教えてくれてありがとう、御華」


「え、うん、どういたしまして。てっ!そうじゃあなくて、ご飯を食べようよ!話してる間にご飯が少し冷めちゃったよ!」


照れていた御華だったが、ご飯が少し冷めていたことに気付いて、姉さんが好きな料理が完全に冷めてしまう前に食べて欲しくて急かした。

その考えていることに気付いていた姉は嬉しくて笑った。


「ふふ、そんなに急かさなくても大丈夫よ。御華の料理は冷めても美味しいから」


「っ!うぅ、嬉しけど。なるべくなら温かい内に姉さんには食べて欲しい」


褒められて恥ずかしくなった御華は、右に顔を反らしながら言った。


「っ!えぇ、えぇ!勿論よ!さっそく、食べさせてもらうわ!」


姉はそう言った後、さっそく御華の手料理を食べに向かった。

席についてすぐ、料理を口に一口運んだ。

確かに、少し冷めてはいるが、美味しかった。


「ど、どうか、な?」


食べて固まった姉を見て。

もしかして、失敗しちゃったかな?っと思いつつ料理の感想を聞いた。


「えぇ、とっても美味しいわ。確かに少し冷めていたけどね?」


姉は御華の顔を見ながら微笑みながらからかった。


「もう!からかわないでよ!でも、美味しかったなら良かった」


頬を膨らませながらプンスカ怒っていたが、美味しかった、て聞いて嬉しかったのか。

頬を膨らませながら嬉しそうにしていた。

その様子を見て姉は尊い、っと思っていた。


「ふふ、怒っていないで一緒にご飯を食べましょう?」


その言葉に御華は、頬を萎ませて笑顔で返事をする。


「うん!」


紆余曲折であったが、こうして、姉弟の明るく楽しそうな夕御飯が始まった。


男の娘の手料理

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