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VRMMOに男の娘が挑む  作者: 白夜の桜
いざ!VRMMOの世界へ!
21/604

ボス探しは最後

部屋で休憩中に、今日の予定を決めようとした。


「うーん、また森に挑む?いや、ダメだ。また、昨日みたいな結果になるかも知れないし。だとしたら他に何があるかな?ボスに挑む、レベル上げ、ギルドの依頼。今思い付くのは、これだけか。ボスに挑む、は無しだな。レベル1で勝てるわけがない。いや、もしかしたら私に隠された力が解放されて、突破できるかも知れない。うん!そう考えると行ける気がする!よし、休憩が終わったら。早速、挑みに行くぞ!おー!」


迷惑が掛からない程度に抑えて、叫んだ。


_________________


《真円の森》


今、御華がいるのわ。

この先にはボスが居ますよ。っと、言わんばかりの広場がある、一歩後ろにいた。


「こ、ここは間違いなくボスがいる!」


そんな当たり前の事を言い切り。

どうだ!凄いだろ!と、ばかりに胸を張った。

だが、虚しかった。


「はぁー、誰も居ないのに私は何をやってるんだろう」


何故こんな悲しいことをしているのか。

それは、街を出る所まで戻る。


_________________


《街、出口》


(よし、行きますか)


そう言って、街の出口から出ようとしたら。


「お嬢ちゃんー!今から外に行くのかー!」


この街の門兵だろう人が、私に向けて大声を上げながら近づいて来ました。


「そうですが、ダメなのですか?」


私の目の前に来た。門兵にそう、疑問に思ったことを聞いてみました。


「ダメでは無いんだが。この時間帯は、帰ってくる人達が多い。それに、外に出ても門限が近いから。また、直ぐに帰ってくることになるからな」


「そうでしたか。でも、大丈夫です。外で過ごす準備が出来ていますからね」


「はぁー、ならいいんだが。お嬢ちゃんは可愛いから夜襲には気を付けろよ。最近、ここら一帯に盗賊が住んでるらしいからな」


「え、盗賊いるんですか?」


「あぁ、さっきも言ったが。ここ数日の間に、どこからか来たのか知らないが。いつの間にか盗賊達がいたんだ。その影響か、最近は商人が交易に来なくなったんだ。こんな話、転移者のお嬢ちゃんには迷惑な話をしてしまったな。だが、忠告だけはさせてくれ。忠告せずに行かせて、帰ってこなかった。なんてことになったら、辛いからな」


「ふふ、確かに忠告していただきました。貴方は優しい人なんですね」


「はは、優しくなんて無いよ。ただ、忠告せずにいて、盗賊に襲われた。なんてことになったら、目覚めが悪くなるから忠告してる。ただの自己満足さ」


「それでも、相手を思いやれる気持ちがあるからこそ、目覚めが悪いと。思えるじゃあないですか?」


「そうか、そういう考え方もあるのか。お嬢ちゃんの考え方いいな。参考にさせてもらうよ」


「そんな立派なものじゃあないですよ?でも、参考になるのでしたら、参考にしてください。では、私は森に行ってきますね」


「あぁ、気を付けるんだよ。特に、盗賊には!」


その声を聞きながら森に向かって歩いて行くのだった。


森に入って数分した所で。

ずっと思っていた事を叫ばずにはいられず。


「何で!森に入ってから。魔物、動物が居ないんだよー!少しぐらい人もいるかなー。って期待してたけど、さっぱり居ないの。この森、やっぱりおかしいのかな?」


口調が戻るぐらい怒っていた。


(声を上げて歩いているが。一向に魔物、動物は出ないのは前回の経験から分かるとしても。人すら居ないなんて異常としか言えない)


また、暫く歩いてみるが。やっぱり、人を見付けられなかった。

段々、寂しさが沸いてきた。

それを誤魔化したくて。


「何も居ないなら好都合!ボスを探しだし放題。はは!待っていろよボス。絶対に見つけてやるからな!」


その目には、ボスを見つけると言いながら。

八つ当たりをしようとしてる目をしていた。


それからわ。ボスを探しに森の中を、駆け回った。

だが、森の生き物は見付からず。

ボスの居場所を見付けた、だけだった。





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