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VRMMOに男の娘が挑む  作者: 白夜の桜
いざ!VRMMOの世界へ!
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姉像崩壊

今日から、今週の土曜日までは一日一本です。


水曜日は休みなので、もしかしたら三本、投稿するかもです。


書いていくと、最初の姉像が壊れていってる。最初はまともな人、設定が気が付いてたらもう、原型が減っているという事件。

赤面したまま、スーパーを飛び出した御華だが。家につく頃には落ち着いていた。


(はぁー、あの言葉でドキッ!としてしまうなんて。私、耐性低いのかな?うーん、それはないか、な?)


そう考えながら家に入って行く。


「ただいまー!」


家に入ってすぐ帰ってきたことを言うが、姉さんからの返事はない。


「まぁ、いつものことだけど。荷物を片付けて、お昼ご飯を作りますか」


(それにしても。あの店員さんの値切り交渉スゴかったな!あの値切りのお陰でいつもより安く欲しい物が買えた!でも、あの店員さん。店の売り上げを減らしたりして、怒られないのかな?)


そこだけが心配だが。御華はきっと大丈夫だと信じて、荷物の片付けに意識を戻すのだった。


「ふぅー、意外と量が多かった。あの時は恥ずかしいさで、荷物の重さなんて気にならなかったけど。今見てみるとよく、この荷物持って帰れたね」


御華がしみじみ言う。

だが今は感傷に浸っている場合ではない。こうしてのんびり片付けなどをしている間に、お昼が近くなってきているからだ。

御華わ。お昼が近くなってることに気付かずにのんびりと感傷に浸りながら、荷物の片付けをするのだった。



片付け終わって。料理に行く前に時間を確認しようと思って、時計を見ると


「えっ!後、30分しかないの?!」


今日のお昼ご飯はパスタにしようと思ってたのに、時間を確認すれば残り30分しかない。

30分。

それは作りたいと思ってる料理がギリギリ間に合うかどうかなのだ。


「くっ!焦りは禁物。焦るときほど慎重に」


御華は自己暗示をかけた。


「よし!お昼までには間に合わせてみせるぞ!おー!」


近所迷惑にならない程度に大きな声で、叫んでやる気をだした。


_________________


《30分後》


「な、何とか、失敗せずに完成出来た!」


御華の目の前には出来たてホカホカの料理があった。

ちょうどその時、リビングのドアから姉さんが出てきたところだった。


「何かあったの?そんな疲れきった顔して」


「いや、何でもないよ、姉さん。それよりも、今出来たばかりの料理食べよう」


「そう、ならいいけど。今日はパスタなの!私の好物じゃない!」


「うん、姉さん好きでしょう。だから午後からの執筆作業の手助けになればいいかな、って作ったの」


照れて、目を背ける、御華を見た姉は、


(ふふ、フフフ!あぁー!なんて可愛いのかしら。襲いたくなってしまう!でも、御華の姉さん像を壊すわけにはいかない!ここは我慢よ!)


「じゃあ、食べましょうか」


「う、うん、そうだね」


そうして、二人は食べ始めたが。それぞれの心の内は、食べることに集中などしていない。


(ふぅー、本当にギリギリだった。後少し遅れていたら、姉さんをマッサージすることになってた。そしたら、ゲームをやる時間が無くなってしまう。本当!間に合って良かった!でも、最後に言ったことは本心だけど。恥ずかしかったな…)


先程言ったことを思い出し、赤くなってしまった顔をどうにかしようと必死になり。料理の味が分からなかった。



(フフフ、さっきの御華の照れ顔を思い出してしまうだけで私は、午後からの執筆作業にやる気がでるどころか。御華のことばかり考えてしまって、執筆は逆に進まないわ。でも、あの小説には御華が元になったキャラがいるから。その子に、普段は出来ないことをやらせようかしら?フフ、あぁ!とっても良い話が出来そうね。たとえ今、思い付いた内容を世に出せるのなら。打ち切りになったっていい!!そう、御華の魅力が広められる!そうとなったら、食べている場合じゃあない。でも、せっかく御華が。わ、た、し、の為に作ってくれたのだから、食べなくては!)


そう思い、食べようと料理を見ると。

そこには空の皿が残っていた。


(えっ!私の料理はどこに。せっかく御華が。わ、た、し、の為に作ってくれた料理が……、誰よ!私の料理を食べた者は!!)


誰が食べたのか探したが。結果は考えごとに夢中になった私が食べ終わっていた。という事実だけだった。


(はぁー、私の落ち度ね。答えは最初から分かっていたのに、現実逃避して他の人がいる可能性に意識を反らしたけど。結果は変わらないものね。御華の料理を味わえなかったのは残念だけど。いいネタが出来たから、結果的には良かったわ。パスタはまた今度、御華に頼みましょう)


「ごちそうさま。先に戻らせてもらうわ」


(姉さん。もう、食べ終わったのか。いつもより早かったな)


「うん、執筆頑張ってね!」


「えぇ、執筆頑張るわ。ちょうどいいネタが思い付いたから」


(なんだろう。いいネタに寒気が感じるのは)


「そ、そうなんだ。良かったね!」


「えぇ、今回は今までの中で間違いな、く!最高傑作になるわ!」


(なんだろう。最高傑作って聞いただけで。身体に寒気が走った上に、完成させちゃ駄目!と思う感情わ)


「う、うん。それは凄いのが出来そうだね」


「認めてくれるのね!御華公認なら、もっと素晴らしいものが書けるわ!あぁ!もう、待てない。もう少し話ていたかったけど。もう!創作意欲が抑えられない」


そう言って、姉さんは食器を洗い場に出して部屋へと戻って行った。


「私は何も認めてないけど……それより、さっきから寒気が収まらない。風邪でも引いたのかな?」


御華は、ご飯をさっさと食べて。熱がないか計ったが。特に異常もなく。だが、寒気はあるという状況に恐怖し。早く部屋に戻り、布団に潜りたいと思ったのだった。







作者に、料理の描写を求めないでくださいね。

料理なんて、ほとんどしたことないですし、気楽に書いているので、調べるつもりもありませんから。


また、知らない設定増えました。

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