確認が多い?
後々に合わせて話を少しだけ弄ったので強引かもです。
急ですみませんが設定変更をします。御華は小学6年生
「ふわぁ~~」
そろそろ日が出るかと言う時間帯。御華はベットから起き上がり、背伸びをしながら欠伸をした。
「今何時~~?」
目をゴシゴシとしながら御華は壁掛け時計を見る。
「ふゃ~~……6時か~~」
また欠伸をした御華は、起床するにはちょうど良い時間なのが分かり少し残念そうに呟く。
「でも、今日はおやすみだし~~もう少しだけ寝ようか……今日は学校に行く日だ!!」
眠気に抗えず御華はもう一度寝ようと布団を持ち上げてベットに横になりそうになった時、今日が月曜日である事を思い出してバッ!と音がしそうな程に掛けかけた布団を下げた。
「ゆ、ゆゆゆっくりしてられない!!先週怒られたばかりで遅刻なんてしたら……」
恐ろしい罰でも想像したのだろう。御華は顔を青ざめ、体はブルブルと震える。
「じ、じ時間はまだある。だから落ち着け私!ゆっくりと深呼吸して……すー、はー、すー、はーーー……よし!やるぞ!!」
混乱しかけた自分に言い聞かせるように語りかけた御華は若干早くなりながらも深呼吸をして落ち着せた後、御華は両拳を上に突き上げて自分を鼓舞した。
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「な、なんとか間に合った……」
御華は荒い息をハァハァと吐きながらテーブルに体を預ける。
「後は……学校行く準備をするだけ……」
学校に行く前からすでに体力を使い果たしたようにしか見えない御華は足取り重く、自室に向かって歩く。
「すぅーー……はぁーー……すぅーー……はぁーー……」
荒い息を落ち着けるようにゆっくりと息を吐き出しながら階段を上がる。
「あれ?今日って何をやるんだっけ?」
それを何度も繰り返して落ち着せた御華はホっと安堵するが、そこでふと、何か忘れている様な気がして無意識に疑問の声が出てしまう。
「えっと……数学、国語、社会、理科、たいい……」
この前見た授業日程を思い出していた御華だが、最後の授業が何なのか分かった瞬間、上りきった階段の前で止まってしまう。だがすぐに、
「今日体育なの!?」
御華は驚きの声を上げて、自室に向けて歩いて行く。
「体操服は洗濯したっけ?」
御華はふと、前に体育をした時に体操服を洗濯したか気になり思い出そうとする。
「……あっ、洗濯し忘れた……」
ちょうど自室の前に着いた時に思い出した御華はどうしようと困るが、
(いや、今日はもしかしたら体育じゃないかも……)
事実だった場合の大変さからか、御華は現実逃避をした。
「安心して行ける~~」
無いと確信した御華はホッと安堵しながら自室に入り、学校に行く準備をする。
「数学と~国語と~社会と~理科と~プリントと~」
勉強机に置いておいた鞄に教科書を詰め込んでいた御華だが、ふと、壁に掛けられた曜日ごとに決められた授業表が見えてしまいついつい、見てしまう。
(私の予想が外れる筈は絶対に無いと分かってるけど、確認しないと……)
先程まであった絶対の確信の中に小さな不安が生まれた御華はついつい月曜日の授業が何かを確認する。
(数学、国語、社会、理科……ここまでは合ってる!)
上からゆっくりと目線を下に下げながら授業を確信にしていたが、お昼休みの文字で止まってしまう。
ゴクッ
少しの間、下に動かせなかったが覚悟を決めて下を見るとそこには、
『体育』
そう書かれてあった……




