耳掻き
前話の勢いのままに書き上げた話です。
後、ちょっとしたエロ描写があるため、ここからと分かりやすくする為に、_⬅があります。
「御華。こちらに来てちょうだい」
遅い夕食を食べ終え、洗い終わった後に姉に呼ばれた御華はビクビクとしながらも姉が座るソファーに近づく。
「な、何か用かな……姉さん」
姉の大好物を作ったから機嫌が良くなってる筈だと思いながらも御華は何をされるのか分からず恐怖を抱く。
「そんなに怖がらなくても大丈夫よ。ただ、耳掻きをしたいと思ったから呼んだだけよ?」
「へっ?」
思ってもいなかった姉の要求に御華は間抜けな声を上げてポカーンとしてしまう。
「何?そんなに意外?……もしかして、マッサージをしてくれるのかしら?」
「ぅんぅん!全然!そんな事思って無いよ!!」
マッサージと言う言葉を聞いた御華は慌てて首を横に振って否定する。
「それは残念ね……御華のマッサージは気持ち良いのに……」
姉はとても、そうとても残念そうに溜め息を吐く。
「そ、そそそれより!何処に横になれば良いの!?」
マッサージの話からとにかく離れたい御華は無理矢理に話を戻して聞いた。
「?何を言ってるの、いつもと同じ場所よ?」
姉は首を傾げてそう言うと、自分の膝を軽く叩いてここだと示す。
「い、いや……今日は違う場所で、して欲しいな~~?」
いくら機嫌が良くなっているとは言え、今の姉に身を預けるのが怖い御華は恐る恐る提案をした。
「何を言ってるの御華。いつもはここじゃないと嫌って言ってたじゃない?」
御華の発言が姉に不信感を抱かせたらしく、不満そうな表情で見詰められる。
「うっ……それは、そうだけど……」
墓穴を掘ったと気づいた御華だが、時すでに遅し、姉は御華を捕まえる。
「嫌がらなくても、怖いことはしないわ。だからね、私に耳掻きをさせてちょうだい?」
「……う、うん」
姉の押しに負けた御華は姉の膝に頭を乗せて横を向く。
「ありがとう」
自分の膝に横になった御華を優しく撫でながらお礼を言う。
「ぅん……」
姉の撫で撫でが気持ち良いのか御華は小さく声を上げた後、ウトウトと瞼が落ち始める。
「良いのよ。ゆっくり寝ても……」
「う、ん……」
睡魔に抗えない御華は姉の誘惑に素直に頷き、瞼がゆっくりと閉じて行く。
「後は、私に任せなさい」
姉はそう言って、御華を一撫でするのだった。
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「寝たわね」
御華が寝た事を確認した姉は笑みを浮かべる。
「これで楽しめるわ」
何故、罰の内容が耳掻きなのか?……それは姉のみにしか分からないが、姉の身からとても危険な香りが辺りに漂う。
「ふふふ。今日はゆっくりと楽しみましょう」
怪しく笑いながら手に持った耳掻きをゆっくりと御華の耳に入れて行く……
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「ふふ。始めるわよ」
十分に入った耳掻きに、姉はとても嬉しそうに笑いながらカリカリと耳を掃除し始める。
すると、
「ぅん!」
御華はビクッ!と体が反応していやらしい声を上げた。
「気持ち良い?」
それを聞いた姉はさらに攻め立てるようにカリカリ、カリカリと連続で掃除をする。
「ぅん!ぁっ!」
なんとも性欲をそそるような声を上げてモゾモゾと身悶えた。
「ふふふ……ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!」
それが姉の嗜虐を高め、さらに奥、膜の近くまで耳掻きを動かす。膜まで行くと言う事は耳に触れる回数も増えると言うわけで……
「ぅあ!あっ!んん!!やっ!」
御華は顔を上気させながら、甘い声を上げて堪える様に身悶え続ける。
「これで起きていないと言うのだから、不思議よね……でも、楽しいわ……」
姉はとっても嗜虐心に満ちた瞳をしながら、もっとも敏感な膜の辺りを優しくカリ、カリ、と掃除した。
「あっん!んっ!ひゃっ!ふひゃ~~!!も、もっとを~~~~」
最初はとてもいやらしい声を上げた御華だが、段々と甘えた間延びした声で求めるように……誘惑するように頼み込む。
「良いわ。私がちゃんと満足行くまで楽しませて上げるわ……」
ここから先は、とてもナレーション素人の私ではとても書けそうに……いや、見られそうに無い……だから、これを読んでる者達よ。そこから先は、あなた方の想像力にお任せする。素晴らしい結末になると願って私は失礼させていただく。




