耳鳴り後(のち)、レベルアップ
文字数確認したら、『1111』ってあってビックリしました。珍しいですよね。ゾロ目!
追記
ミリカのレベルフが上がったとかではありません。
「ミリカさん。貴女は仕事であると言うことを……」
(うぅ~~!!まだ耳が痛い。キィーーって鳴り続けて話がまったく聞こえなぃ~~)
今ミリカは座らせられた状態でシラに説教されていた。しかし、ほんの数分前に受けた攻撃と言っても過言でも無い、耳元で鳴った大音量によってミリカは耳鳴りに悩ませれていて、シラの説教が耳に入ってこなかった。
「聞いていますか?」
(キィーーって音が~~……うぅ~~!!)
耳鳴りなど体験した事が無いミリカは耳鳴りも合わさってシラに問い掛けられているのにも気づかずに耳鳴りに心の中で呻く。
「聞いていますか」
何の返事も無く黙りこくったままのミリカに対し、シラは冷ややかにもう一度問い掛けた。
ビクッ!
「へっ?……あの、シラさん?」
急に悪寒がしたミリカは目の前に居るシラを恐る恐る見上げる。
「声は聞こえていたようですね」
(何の事!?分からないけど寒気が強くなってる気がする!!)
シラの言葉に耳鳴りが止むほどの恐ろしさを感じたミリカは、少しでも離れようと片足を後ろの方に動かすがすぐに木の板にぶつかってしまう。
「それなのに貴女は私の話を聞き流していたのですか?」
「い、いえ!それはありません!!」
ジィーと自分の目だけを見詰めて話し掛けて来るシラを見て、まだ逃げようとしてる事に気づかれていないと思ったミリカはチラリと背後を確認すると寝床があり、それを確認したミリカはシラに目線を合わせながら横に移動しようとしたが、
「分からないと思っていたのですか?」
ガシッ!と音が聞こえそうな程に素早く両肩を手で掴まれたミリカはビクビクしながらシラの方に振り返る。そこにはとても冷ややかな目でミリカを見ているシラの顔が間近にあり、ミリカは背中に冷や汗をかいた。
「説教は意味があるからこそあるのです」
「何を言ってるんですかシラさん?」
どう言う意図でそれを話したのかも分からないミリカは、逃げようとした事を有耶無耶にしたかった理由もあり、話に乗って聞く。
「説教には忠告と言う意味があります。先達からの役に立つ情報からこういった気遣いが出来ればお客様に喜ばれる等々ありますが、それらを踏まえて私が言いたいのはそんな大事な話を聞き流しては駄目ですよ」
「えっと、つまり……」
この先に待ってる事が嬉しく無いことはすぐに理解できたが、それ以上に頭が理解したくないと叫ぶ、結果、理解できてる筈のそれが分からなくなったミリカは戦々恐々としながらも聞かずにはいられなくて、言い淀みながらも先を促す。
「つまりですね。これからはもっと厳しく行きます」
「えっ……」
シラの言葉に絶望の声が漏れたミリカは呆然とする。
「しっかりと、丁寧に、理解できるよう教えますから」
追記
個人的なこと
明日、待ちに待ったDVDが届くんですよ!自分の中でも名作に入るぐらい感動して泣ける話のアニメが!その届く記念にここに書き残そうと思ったんです!明日が楽しみだな~~!!




