1/5
プロローグ
「憎い憎いだああああああああああああああああああああああああああああ」
目の前の人間を殺す。しかし、後ろからやって来た人間に殺される。
俺は、地獄にいるもうすでにどれだけいるかわからない。だがまだ一階層らしい。そこで、「活!活!」やって来た鬼が叫ぶそうするとまた体の感覚が戻りまた殺し合いを始める。
この地獄の始まりは妹を助けたことだった。
俺は、高校で虐められていて我慢の限界が来てひきこもりになった。そんな時に変わらず「お兄ちゃん」とかけよって来て中一の妹の紗良が駆け寄ってゲームしよと言ってくれるのが救いだった。
ある日いつも通りに紗良と、買い物に行って帰る途中にトラックが紗良目掛けて突っ込んできたそれにに気づいた俺は、妹の背中を押す。俺も避けようとしたが、
キキィ「ドン!」
俺は、吹っ飛んだ。そして俺は、なんとなく自分が死ぬのを感じ、
「もっと生きたかったな」
とつぶやいて,泣いている妹を見ながら目を閉じた。