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第95回「我慢という言葉を使わずに我慢を表現せよ」

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Fate


 僕は犬だ。

 飼い主に『待て』と言われてからはや5秒。

 僕は限界だ。


______________________________


くまくま17分


 大型量販店での買い物途中、私は視界に飛び込んで来たディスプレイから意図的に視線を逸らした。

 一瞥しただけだが、ガラス越しに見える色とりどりのケーキがところ狭しと並んでいた。

 ライトに照らされ光輝く様は、いかにも芳醇で甘美な味わいを彷彿とさせる。


(ダメだ私、甘い誘惑に負けないで)


 私はしかめた顔を背け、見ないように見ないようにケーキ屋の前を通り過ぎた。

 甘い匂いが鼻腔を刺激し、小腹を満たさんと満腹中枢が働き掛けるのを無視して歩き続けた。


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