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第78回「異種族系美少女を表現せよ」
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くまくま17分
麗らかな春の日差しが心地好い昼下がり。
寝床で微睡む乙女が独り。
頭に双角を突き出す彼女は寝台の上で身体を横たえ、胸の空いた寝間着をはだけさせてふくよかな胸元を露にするも気に留めず、薄く開いた眼差しを虚空に彷徨わせる。
薄地の布団から白肌の美脚を覗かせ、裾からはみ出す尻尾は蒼銀の鱗を艶やかに煌めかせる。
「ねむい………」
この時期はいくら寝ても寝足りない。
整った顔立ちが崩れるくらいの大あくびを一つ。
寝返りを打って仰向けになるとそよぐ程の睫毛を閉じ、今にも零れそうな胸元を晒しながら寝息を立てた。
端麗な面差しは心地好さそうな寝顔を湛え、豊満な胸は寝息に合わせて規則正しく上下に揺れた。
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