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第136回「水辺の美女を表現せよ」
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くまくま17分
燦々と輝く太陽と眩しい白浜。
純白のワンピースをフワリと揺らす少女が飛沫を上げて波打ち際を駆ける。
艶やかな黒髪を浜風になびかせ、躍る胸を弾ませながら天真爛漫に寄せ返す海面を走り回った。
「きゃあつ」
波に足を取られ、飛沫を上げながら海底に尻餅をつく。
打ち寄せた波が顔にかかり、髪や服が肌に張り付く。
慌てて僕が駆け寄ると、純白の生地が透けて色白な胸がうっすらと浮かび上がる。
咄嗟に目を逸らして視界からそれを追い出し、手を引いて彼女を立たせてあげると、
「えいえいっ♪」
波をさらって飛沫を飛ばしてきた。
顔を隠しつつ彼女を見れば、頬を上気させて弾ける笑顔と飛び散る雫が陽光に反射して眩しかった。
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