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第113回「おふくろの味を表現せよ」

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Fate


 長き時を経たにもかかわらず、記憶という奈落の壁面に小さく刻みこまれた足掻いても忘れる事の決してないであろう名状しがたき至福の味覚


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時猫一二三


 ずっと変わらない、暖かい味。


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wargaming pikachu


 古き良きおふくろの味、お湯を入れて3分、日清のカップヌードル


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くまくま17分


 電車に揺られ、帰寮の途に就く少年。

 時刻は昼時。昼飯にと母親が作ってくれたおにぎりを、アルミホイルの包みを剥いて口一杯に頬張った。

 口当たりはふんわりと柔らかく、けれども米一粒一粒がしっかり立っており、シャリ、シャリと舌触りが心地良い。

 弾力のある米粒を噛めば、仄かな甘味を感じ、塩加減と相まって良い塩梅。

 旨い。高級料理のように舌の上で旨味同士が響演を奏でるとまでは行かないが、人心地付ける優しい味わい。

 食べ飽きず安心をもたらす味。

 今度はいつ帰省しようか。

 母親のおにぎりを食べていると、そんな事が脳裏を過った。


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