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第101回「夕焼けという言葉を使わずに夕焼けを文学的に表現せよ」

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みさとみり


 逢魔時に焼ける西の空。沈む太陽の断末魔が、故郷を赤く染めていた。


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赤髪のLaëtitia


 メランコリックな色を帯び赤とんぼが飛んでいる。

 ススキの穂先にとまったその陰影は、黄昏た空に悲しく映える。


 ◇


 640nmの波長が支配する刻限の世界。

 それは焦げ落ちた炭になる手前の儚くも美しき世界だった。


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尾崎


 空が夜に染まるニ刻手前


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RHABGKE


 別れと哀愁は、この空のようき燃えるような赤で染めるべきだ。でないと寂しさに潰されてしまう。


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時刻猫123世


 空の絵の具に朱が混じる。

 たなびく白は茜色。遙かな蒼は紫に。

 まだ眠りたくないと、太陽が駄々を捏ねているのだろう。


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くまくま17分


 雨の晴れた黄昏時。

 地平に没する太陽が燦然と輝く。

 清澄な蒼穹も、架橋する虹も、棚引く雲も。全てが色を忘れて黄金色に染まる。

 黄金の陽光だけが世界を彩っていた。


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ZUMA


「じゃあね。また明日」

「うん、また」


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髭虎


 渡せなかった誕生日プレゼント。彼女はもう駅に着いた頃だろうか。


 西日の差し込む窓の向こう。ひぐらしの鳴き声だけが寂しく木霊していた。


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