表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕の日記。

日課。

作者: 彌樹

今日もいい天気だ…なんて朝6時半の空を見上げていた。


空はまだ暗く、暗い青から橙色へと、だんだん変化している。


窓を開けた。肌を貫くような寒さにも清々しさを感じた。少し大人になっているのかな…なんて考えながら、綺麗なグラデーションの空を眺めていた。


ふと、南側の空もみてみようと、まだ少し暗い部屋の中をゆっくりと歩き、バルコニー側の窓を覗いてみた。


「……なにあれ……」


空には、飛行機雲のような、しかし蛇行したような跡がある、不思議な雲があった。よく見ると、微かに色んな色に光ってみえた。


もしかしたら今日はいいことがあるかもしれない。


喜びを感じつつ、残っていた課題を済ませた。


鼻歌を歌いながら階段を降りる。テーブルには朝食が用意されていた。


いつも食べているごはんも、今日は一段と美味しく感じた。


朝食を済ませ、歯磨き、着替えと、当たり前の事を当たり前にこなす。


「行ってきます。」


白い息を吐きながら、玄関を颯爽と出ていく。あの雲はあるだろうか。気になって東の空を見上げることにした。



あの雲は消えていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ