蛇尾喰らいの蛇遣い ~転生すること幾千幾万、最強の力を身につけた蛇神は、うっかり異世界に転生してしまいました~
かつて神と崇められていた蛇がいた。自らの尾を喰らう死と再生の蛇は、転生という手段で数多の時代を生きていた。蛇は地球上で人として生まれ、人として死ぬ。その循環の果てに、異世界へと転生してしまう。勝手知ったる世界ではなく、すべてが未知の異世界。蛇は長らく忘れていた好奇心を蘇らせ、刺激を求めて魔術を学び、魔法を会得し、学園へと通い、異世界ダンジョン――断界の塔へと挑戦する。これは数多の前世をもつ蛇神が、知識と経験を生かして魔法学園で蛇遣いとして名を馳せつつ、異世界ダンジョンを攻略していく物語。ゼロから始まった異世界生活で、蛇神は再び神となる。