表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
北の女神が死んだ  作者: 美波
3/3

スノーモービル

今回の訪国は、ルカと、初めて国を出たエルとシンの三人。

通訳としてレイが案内してくれている。

本当なら今回も、国外に出ることの多いルカが一人で来るはずだったのだけど。

エルが付いていくことになって、シンも一緒に同行する形になった。


隣のモービルに乗るルカさんは、あご髭の似合う、くせ毛の強い、なんというか大人の色気のある人で。

かっこいい人なのに、結婚はしていない。国外に出ることが多いからなのかな?何か国語かを話すことができるから、閉鎖的と言われる私たちの国でも国外に出る機会が多い人なのだけど。

普通の人とは少し違う雰囲気がある。少し近寄り難いというか。


それに比べて隣のシンは、身長はルカさんと同じくらい高いけど、顔は…普通。色気はない。

短髪で真っすぐな髪。黒目がちな目をしてるせいか、一見優しそうに見える。近寄り難さはないし、犬猫子供に好かれるタイプ。


「っなんだよ!?」

轟音のエンジン音にかき消されないような大きい声でシンが聞いた。

顔をじろじろ見すぎた。

「なんでも!ない!」

エンジン音に消されないように大きな声で答えた。

「そ!」


私は、二人より背も小さく、どちらかといえば小柄。体に肉がつかないように気をつけてる。

髪はベリーショート。一見女には見えない。と思う。


モービルに揺られてお尻が痛くなりながらも、街についたようだった。

豪快なエンジン音も止まった。

モービルを降りると、レイが「ここからは徒歩で行きます。」と言った。日が暮れてからはモービルは街の中まで入れないことになっていると聞いて、それはたしかにあの轟音じゃあ、と納得した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ