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北の女神が死んだ  作者: 美波
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大粒の白い雨が降ってきた。

「この国は何もかも白いんですね」

エルが掌を上にして、ミトンの上に降る白い結晶を見て言った。

「ああ、そうですかね。僕が初めてあなた方の国に行った時は、何もかもカラフルで驚いた覚えがあります。」

「雨まで白くなるなんて。」

「はは、これは雪というやつです。」

レイが笑いながら言う。凍った雨を雪と呼ぶと。

「ゆき……」


私達の国は雨期はあるけど寒い時なんてない。

「これが雪か」

シンは落ち着いたように言って、

「綺麗なんだな」と呟いた。


**


それから迎えにきてくれていたモービルに乗り込んだ。

スノーモービルのようで、バイクの後ろに二人程座れる屋根付きの座席が付いていた。


シンと座席に乗り込むと、運転手と唯一覚えてきた挨拶をかわし、

運転手が前を向くと想像もしていなかったスピードと轟音で走り始めた。

思った以上のスピードと揺れ具合にびっくりしながら、シンと顔を合わせて少し笑ってしまった。


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