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imitation

作者: ことは

ひとつひとつ積み上げた

嘘の重さはどれほどですか?

しあわせのかたちに押し込んで

夢におちていたかった


届かないなんて 知らないふりで

ただ 雨音のゆりかごを編んでいる

閉じ込められてしまったの

いまも子守唄は響かない


喉の奥にすべりおちた

言葉はまるで茨のよう

鍵をなくしてしまったの

誰かこの扉をあけて



重たい空 溢れそうな海の傍らで

冷たく足を冷やして


天へ還る日を待っているの

幾度も芽吹くこの願い

花の色も知らぬままに



決めつけなんて無価値だって

本当はわかってた

可能性はゼロじゃないなんて

キレイな言葉


それでも信じてみたかったの

声を張り上げたかったんだよ



いまはもう 粉々に散らばった

わたしの欠片を 拾うわたしに

優しさだけの手で触れないで

微かな光 見失わずにすむように

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