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弥勒の決死圏(みろくのけっしけん)

MIROC(みろく)の決死圏設定

◆簡単な設定説明◆


MIROC(マイロック)


 犯罪を抑制したりそれに関わる団体や個人を更生させたりすることを主目的として組織された、世界的にも特異な国際組織。しかも、原則的に非武装という点が売り。

 世界各国にROCKER(ロッカー)などと呼ばれる関連機関がある。旧ソ連時代のロシアにもMIROCに準ずる機関が存在していた。

 実際はともかく、建前上はグローバルな視点から宗教や政策、信条に関わらず『真の正義』を追求するのが基本スタンスだが、各国の情勢や国際間のパワーバランスなどに左右されることが多い。

 また、機関員は非武装と言いながらも場合によっては武器の使用も許可され、基準はあいまいな場合がある。


●日本でのMIROC


 本部は東京。支部が北日本(仙台)、東日本(横浜)、西日本(大阪)、南日本(福岡)に、他にサテライト局が主要各都市に存在する。

 開発部は本部支部の区分けがなく、独自の研究室を各地にいくつか持っている。

 本部および支部の技術部に実働機関である特務課がある。

 特務課のメンバーはカイシャ内では本名ではなく偽名を名乗り、それぞれコードネームを持つ。

 


●MIROC組織内での異能者について

 MIROC内部には他人の心を操ることのできる特殊能力を持つ人間がごく僅かであるが存在し、任務遂行の強力な切り札となっている。

 人の心を読む能力「スキャニング」と人の心を思うままに操る能力「シェイク」、このふたつはたいがい対になっていて、同時に使える人間が複数確認されていた。能力者のことをMIROCでは一般的に「シェイカー」と呼ぶ。

 開発部には専門のシェイカー研究部門があるが、全局的にはシェイカーの存在は最高機密となっており、どこの部署に何名シェイカーが配置されているかも本部長・支部長と数少ないメンバーにしか知らされていない。

 サンライズが入局した当時、他にシェイカーはいなかった様子。


◆人物紹介◆


●サンライズ

 

 会社名・青木一晴(アオキカズハル) 本名・椎名貴生(シイナタカオ)


 MIROC東日本支部技術部特務課、チームリーダー(主任)の一人。

 第一話の頃の年齢は32歳。妻子あり。元々、「スキャニング」と「シェイク」の異能を持つが、使うと激しい頭痛や倦怠感に襲われることもあって、あまり使いたくないのが本音。

 MIROCでは危険な任務が多いため、他のリーダーと比べて腕力に自信がない分、異能の使用で任務をこなすことが多々ある。

 MIROCに入局する前は郵便局の窓口にいた。

 日常ではごく普通の小市民的オッサンで家庭をこよなく愛している。

 中肉中背、近眼黒縁眼鏡だが眼鏡を取ると可愛いと言われてよくむっとしている。


●ボビー(ロバート) 本名クリストファー・某

 MIROCの契約スタッフ、年齢不詳。サンフランシスコ出身。

 変装の名人。ゲイで日本大好き。

 サンライズチームの補佐に入った当初は彼のことが大嫌いだったが、ともに活動するうちに、全幅の信頼を寄せるようになる。


●シヴァ

 MIROCの契約スタッフ、第一話当時16歳。インド、英国、中国の血をひく。

 MITのエンジニアリングスクールに在籍中の時、ハッキングの容疑でアメリカのMIROCで拘束され、その後任務に協力するようになる。

 数字大好き人間嫌い。触られるのが特に嫌いだが、徐々にサンライズに心を開いていく。

 マイペース過ぎてよくサンライズたちに呆れられている。


春日宏光(カスガヒロミツ)

 東日本支部総務部総務課の主任。

 かつて技術部の特務リーダー、コード名「タートル」だったが重傷を負ったことで病気となり、復帰後は総務に鞍替えした。

 当初サンライズに冷たかったがやがて飲み連れとなる。皮肉屋の毒舌家で喧嘩早い。


●ローズマリー 本名・本多守(ホンダマモル)

 東日本支部技術部特務課のリーダーのひとり。

 サンライズとデスクが近かったため、仲よくなる。

 やや地黒のイケメンだが、ワンレングスで前髪のひと房を脱色して、服装もなんとなくチャラいが、温和で人あたりがいい。ブラジルのカポエイラを武術として使いこなす。


●ゾディアック 会社名・牧原(マキハラ)、本名・星野(ホシノ)

 東日本支部特務リーダーのひとり。

 もともとローズマリーと仲がよく、春日を交えて飲みに行っていた。サンライズとも飲み連れになる。

 普段は朴訥とした印象だが、酒が入れば入るほど陽気になる。スペイン語など数ケ国語が堪能。


●椎名由利香

 貴生の妻。ダンナが危険な任務についていることは薄々感じている。

 家庭では、不在がちで家事にもあまり協力的でないダンナに対して時々鬼対応をみせる。


●椎名まどか、マサユキ、タカユキ

 貴生の長女、双子の長男次男。


●中尊寺

 MIROC東日本支部の支部長。大柄で恰幅のよい穏健な紳士。

 かつて特務課でチームリーダーをやっていた。

 立場上、サンライズがシェイカーであることを知っている数少ない人間のひとり。

 にっこり笑顔でサンライズに無茶な任務を振ることが多い。


●中川

 MIROC本部技術部部長。かつて特務員だった。他人にも厳しい性格で陰険だと思われることが多い。

 何かと言うと東日本支部の技術部、特に特務課を毛嫌いする。そしてシェイカーという存在を知る立場でありながら、シェイカー全般を憎んでいる。


●水城さとみ

 開発部の主任。主にシェイカーの能力開発を行っている。

 豪快な姉御肌の人で、いつもは明るくドライブのかかった語り口が魅力、酒に強い。


●ライトニング 会社名・ミヤシロタケル、本名・菅野和樹(カンノカズキ)

 福島市出身。シェイカーとして東日本支部長・中尊寺と開発部・水城にスカウトされてMIROCに入局。サンライズの弟分。

 お調子者で口が達者。ついもののはずみで他人に「シェイク」をかけてしまうのも上手。


弥勒の決死圏について補足。ライフワークとして一気に書き上げたもので、まだまだ未熟な点が多いのですが、一番思い入れが強い作でもあります。

ずっと気になっていたので、設定だけ別個に載せました。訂正や補足については、随時思い出した時に、という感じです。覚え書き程度ですがよろしく置いてやってください。

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