第27話 謎の魔物と遭遇するそうです?
(・ω・)特に戦闘シーンはございません。
さて、山を登り始めてもう30分たったけど、洞窟はまだ見えないな。でもここ高さ的にもう中腹辺りだよな?身体能力が上がるって凄いもんだなー。え?そんな速度でフィオナはどうしたって?俺が背負ってます。軽いよ?
「…もう洞窟を通りすぎてる気がする…」
「ん?何か言ったかフィオナ?」
「もう洞窟を通りすぎてる気がする」
「え?うそ?もうそんな登ってた?」
フィオナはやれやれと言った感じで首を横に振ってた。
…まだ先か?強者の気配はっ!はやくやりあいたいぞ!…もうじれったい!雷化してやる!
…ん?なんか突然空から雷が降ったな?天気は良いし…なんか雷がこっちに近づいてきてる?
「あれは一体なんなんだ?」
「…この辺では見たことが無い。でも、あの形は多分…フェンリル」
「フェンリル?魔物か?」
「俺をそこら辺のやつと一緒にするなし!」
「ん?誰が喋ったんだ?」
「俺だよ!俺!雷牙ってもんだ!」
「いやいや。雷が喋れるわけないだろ…」
「はぁ?あ。そうか。雷化してるから本当に生き物なのか分からないって?」
そういった瞬間、目の前の雷が、獣の姿に変わった。
「これでいいだろ?」
「…うわお。本当に生き物だ」
「…フェンリル…実在したんだ…」
「ん?こいつってそんなに珍しいやつなのか?」
「神話上の勇者と一緒に戦ったと言われる、雷を操りし伝説の神獣。フェンリル。彼の通りし道には魔物は消し炭すら残らないと言われている…」
「へぇ?そこまで強いやつがまたなんで俺らに話しかけてきてんだ?」
「そりゃ、俺は戦いが好きだからだよ!お前みたいな強いやつと戦うことがな!」
「ふぅん?面倒なやつ」
「うるせ!問答無用だ!勝負!」
「はいはい。んじゃとりあえずほいっと」
俺が使ったのはフリーズバインドって魔法だ。相手の一部を拘束することができるけど、寒さで体力も奪える中々に優秀な魔法な気がする。
「ウソ!?足が凍ってる!?俺魔法耐性結構あるはずなのに!?」
「ふぅん?そんなもんなのか?神獣の力って」
「ぐぬぬぬぬ!まだおわらないぞ!」
30分後
「…まだ動けねぇのか?」
「ふぬぬぬぬぬ!!なんでだ!?なんでこれ砕けねぇの!? 」
「え?なんでだろ?」
「…MGAとMGDの差がありすぎるのかも…」
「ふぅん?」
「ふぬぬぬぬぬ!!おいお前!そこから動くなよ!」
「へいへい」
更に30分後
「……そろそろ諦めろよ…」
「まだだ!まだ諦めるかぁっ!」
「……はぁ」
更に1時間後
「いやー。あのおやっさんの飯は美味いな」
「あの人はもともと王都のレストランにスカウトされてた人なんだけど、王都に行くのが面倒だって話を蹴ってあそこど宿を経営してるの」
「へぇ?それだったら美味いわけだ」
「おい!俺を忘れるなよ!?」
「え?だってお前脱出できてないじゃん」
「ぐぅぅぅぅ!」
「…これ……本当に神獣…?」
ちなみにこの神獣。夜になっても抜け出せないでいたので俺らはそのままテントを出して見張りの順を決めて寝たのであった。
「くそっ!おい!お前らずるいぞ!?俺にも飯をくれーーー!」
……あれ、本当に神獣なのか?
「……ええ。そのはずですが…あれは酷すぎますね。雷牙が」
…もうなんとも言えないんだけと…どうしたら良いのかね?
「ぐぐー?」
あぁ…癒される
「…まだいたんですか?そろそろ元の世界に送ってあげたらどうです?」
いや。それがどうやらアルルにカレーを土産として持って行きたいって言っててさ。今アトラに作ってもらってるんだよ。
「出来たクポー」
お。さすがモーグリ族のアトラ。カレーを1分で作るとかどうやってんだよ。
「それは教えられないクポ。ついでに作ったエリクサー10個クポ」
おう。サンキュな。素材集めは俺がしてるとはいえ、作るの大変じゃないのか?
「そうでも無いクポ。作るの自体は皆得意分野クポ」
そうなのか…とりあえずほいよ。これにいれておけば保温されるから。
「ぐぐ?ぐっぐぐ!」
はいはい。どういたしまして。向こうでアルルによろしくな?
「ぐぐぐー!」
じゃあなー!カーくん!
「…お土産にカレーを頼むとは…一体どれ程カレーが好きなんでしょうか…」
そこは俺も知らないな…




