第1話 異世界についたようです
「…ここは?っと、そういや場所は指定してなかったな。」
辺りを見回すと一面森である。まぁこういう人気の無い所の方が都合は良いんだろうけど…なんだかなぁ。
「さて。そんじゃ荷物を確認してみますか。」
ということで背中に背負ってるバッグを下ろして中を見てみると 明らかにバックの大きさからはあり得ない闇が広がってた。
「なんじゃこりゃ!?…ってポケットになんか入ってる?これはメモ用紙?えーと。なになに?」
そのバックはアイテム収納のスキルを与えたバックです。ちなみに一般の冒険者も使っているのであまり珍しくはありません。中身は1週間分の食料。この世界の通貨1万アルス銀貨。それと初期装備として初心者の剣をいれておきました。ちなみボックスオープンと言うことによってメニューが開けますし、ステータスオープンで自分のステータスを確認できますので。
「…まるっきりゲームかなんかの世界か?ここは、とりあえずステータスオープン」
すると目の前に半透明な板のようなものが表示された。そこに書かれているのは
マグナ・リンドウ
HP 158/158
MP 203/203
STR 95
VIT 43
MGA 135
MGD ∞
AGL 158
LUC 8760
スキル 想像召還☆10
幻想纏依☆10
魔法無効化☆10
深淵流☆10
ちょっとまて。MGDてマジックディフェンスか?なんど無限になってるの?っとそうか。自分で魔法無効化をえらんだんじゃん。何もおかしいことは…って無限のインパクトに負けて忘れてたけどラックの値もおかしいなーなんでだろ。ってかこれって詳細を見るにはどうしたら良いんだろ。とりあえずタップしてみるか。
HP 現在の体力
おっ?出たぞ。なるほど分かりやすいな。
「鑑定を獲得しました」
ぅおう!?どこから聞こえてきた?ってあ。スキル欄に鑑定が増えてる。星は7か…え?なんでこんな高ランク?てかこんな簡単に手に入って良いものなの?とりあえず鑑定を見てみるか
鑑定☆7 何かを鑑定すると得られる。確率はかなり低い。武器鑑定やスキルを鑑定をした時に詳しく表示されるようになる。人物や魔物も鑑定できるようになる。鑑定する時は対象に目を向けて鑑定と念じるか発音する。
なるほど…このラックのおかげなのかな…まぁいいや。とりあえず今は森を抜けよう。てことでアイテムボックスの中を見てみるかー
「ボックスオープン」
おお。書いてあったものは一通り入ってる。とりあえず初心者の剣を装備するか。その後軽く放浪してみること15分ほど
「ゲギャギャ?」
「ゲギャッギャギ」
ついにこの世界の魔物と遭遇したようだ
「ほむ。まずは…ゴブリンか?ありゃ」
緑色の裸で腰ミノ一丁。更に血糊や錆でまったく切れなさそうな曲刀とこん棒持ちのゴブリンが1匹ずつ。計二匹のようだ。こちらには気付いてないようだが…
「ここはスキルを試してみるか。まずは鑑定」
ゴブリン
HP 15/15
MP 12/12
一般的なゴブリン。特徴はあまり無い。進化するとゴブリン・ソルかゴブリン・ソーサになる
装備 木のこん棒☆1 汚れた腰ミノ☆1
ゴブリン・ソル
HP 58/58
MP 24/24
ゴブリンの進化体。通常のゴブリンよりはそれなりに強い。特徴としては鉄の武器を使い始めることくらい。ソルが持っている武器が輝きを保っていたらそこにはゴブリンキングが住み着いている。
装備 錆び付いたシミター☆2 木綿の腰ミノ☆2
なるほど。STRとかは表示されないのか?まぁなんにせよ、ここからどう戦ってみるか…
さて。戦闘はまだ少しさきでメインヒロインも二話ほど後です(多分)。あ。ちなみに一般人のステータスは
HP 10/10
MP 3/3
STR 15
VIT 8
MGA 3
MGD 1
AGL 16
LUC 3
これが平均です。農民でこれにSTRとVITに+4程度です。ちなみに異世界人は皆ステータスが高い設定ですね。冒険者とかは出てきたときにまた平均を設定します。
追記 前話で書きました通り、読みやすいようにしています。あと、少し鑑定の説明を変えて、発音するか念じるかにしました。