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チートを得て異世界ライフを満喫するそうです  作者: マグナ・ラグス
第?章 プロローグ
1/51

プロローグ 巻き込まれて転移するようです

今が何話かわかるように話数の追加をしました。8/7

「はぁ…何か面白いことが起こらないものかねぇ…」


と目の前の友人が話しかけてきた。


「…はぁ?いきなりどうしたんだよ」


「いやぁ、ずっと思うんだよ。小説の主人公みたいに異世界に行けたらなぁーってさ」


「おま…そんなこと現実に起こる訳無いだろ?」


「それでも起こったら楽しそうじゃないか?」


「まぁ…気持ちは分からんでもないが…」


さて、ここらで軽く自己紹介をしておくか。俺は林道摩紅拿りんどうまぐな。家は道場をやってて幼稚園の頃から剣道をやらされてきた。なんでも名門らしいのだが…特にその辺は興味を持たなかったな。で、目の前のこいつは俺の友人である瀬陣皇魔らいじんおうまだ。こいつとは小学校時代に虐められているところを助けてからの付き合いだ。それ以来、こうして普通に遊んだりゲームをする仲になった。


「で?今日はF○の最新作の発売日だけど…」


「わりぃ。今日は用事があってな。」


「おーい!摩紅拿ー!」


「…ははぁ、そういうこと?ま。頑張ってねー」


「ま。そういうことだ。じゃーなー」


「ああ。また明日」


「またゲームの話?」


「おう。ゲームには再現できそうな技も多いからな」


「まったく…まぁいいわ。はやく行きましょう!」


彼女は俺の幼馴染みである新堂聖奈しんどうせいなだ。こいつはいわゆるお転婆系でうちの道場に軽く通ってたんだ。まぁ、俺よりは弱いけどな。

 今日は買い物に呼ばれたんだか…なんかいつもより喜んでる気がするな?



・・・・・・・二時間後・・・・・・



「あれ。もうこんな時間?」


「…あー、さすがに買いすぎじゃ」


「何言ってるのよ!もう少し買いたかったのに…」


とまぁ、そろそろ帰ろうとしたその時、足下が光り始めたのだ。


「っ!?聖奈!俺から離れ…」


その言葉は最後まで発することは出来なかった。そして俺の意識は遠くなっていった。


 それからどれくらいたったのか、意識が戻ったようだ。


「…いっつつ…」


 俺は立ち上がって辺りを見回してみたが、白い空間に立っていた。

「ここは…どこだってんだ?」


「目が覚めましたか?」


「?」


 目の前には日本…いや。世界を探してもいないであろう背中に白い翼を生やし、頭の上に黄色いわっかを浮かせた俗に言う天使が立っていた。


「ここは…てか天使!?」


「はい。私は異なる世界を結ぶ神の使い魔である天使ですが…あなたはここに来る予定の無い人なんですよ。」


「えーと?つまり?」


「本来なら、貴方と一緒に来られたセイナさんのみのはずなんです…ですが。貴方が元いた世界に戻すことは出来ません…」


「なるほど…って…はぁぁぁぁあああ!?」


「ですので。こちらのスキル一覧の中から好きなものを4つ。お選びください」


ちょっと待とうか?俺。このパターンは。巻き込まれっていうパターンなのか?まぁ、落ち着け。とりあえずおち…


「落ち着けるかぁーーっ!」


 ふぅ。叫んだら少し気分が落ち着いた。さて。んじゃスキルを一つずつ見ていくかね。

えーと?なになに…?これは五十音順になっているのか。…ん?


「なぁ。この想像召還と幻想纏依ってのは?」


「想像召還は貴方が思い描いたその世界に存在しない生物を召還出来るスキルになります。幻想纏依の方は、あなた方の世界で言うゲームのキャラの武装を装備している武器のランクによって扱えるようになるスキルですね。」


「え?つまりファイナルファン○ジーのスコー○さんのガン○レードとかエクスカリ○ーとか?」


「ええ。武器ランクが見合っていれば使うことが出来ます」


うおぉぉぉぉおおお!?これは強いスキルなんじゃね!?


「ですがそれらのスキルは不人気ですよ?」


 え?何でこんなスキルが不人気なの?強いだろって…そうか。オタクとかゲーマーが呼ばれる確率が低いのか。それじゃしょうがないな。えーと。他のスキルは…と、全魔法無効ってやつとあとひとつか…なんか最初のインパクトが強くて良さそうなのが見当たらない…ん?


「なぁ…なんでうちの流派がスキル扱いになってんの?」


「それはですね、一番実践向きの剣術だからですよ」


え?マジで?んじゃ4つのスキルは決まったな。


「それじゃ想像召還。幻想纏依。全魔法無効。そして深淵流の4つで」


「分かりました。それではスキルの付与を行います。~~~~」


 何を言っているかまったくわからん。そんなこんなで光の玉が4つほど俺の中に入ってきた。


「これでスキル付与は終わりになります。」


「あ、今更だけど言葉ってどうなってるんだ?」


「それは自動的に翻訳されるようになっています。更に文字も書けるようになっていますね」


「そうか。そういえばさ、俺の出現位置をずらしてくれないかな?ついでに1週間分の食料が入ったリュック付きで」


「何故ですか?」


「いや。俺はのんびりと異世界を巡ってみたいんだよ。聖奈はヤバイことさせられてたら実力行使で取り返すし」


「…分かりました。それでは、そろそろ宜しいですか?」


「あぁ、良いぜ。それと聖奈に俺もその世界にいると伝えてくれないか?」


「その点はもう伝えております。それでは行きますよ。良い異世界ライフを」


 そんなこんなで俺の異世界ライフが始まったのである。

 ということで初投稿のでかなり稚拙な文となっております(確信)

 さて、なんか長丁場になる気がするけど初投稿でこんな長編小説に挑戦するって俺…どうしてこうなった?まぁ最後までお付き合いいただきたいものです。ちなみに投稿は週1か4日に1回程度になると思います。ほんと見切り発車である。

追記 ちょっと読みやすいようにプロローグ~6話の会話文の間に行を追加しました。

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