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Station  作者: ロンパン
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夏休み

文法などのミスや誤字脱字があれば指摘お願いします。

主人公といった主人公はいません。それぞれバラバラです。

 電車に乗りワゴン車で迎えられた僕はおじいちゃんとおばあちゃん家で泊まっていた。

 都会と違って好きなように自転車を乗り回し好きなように外で寝て、虫も腐るほど飛び回っている。


 「へぇ~ここに繋がっていたんだ。」


 そんな僕が最近ハマっている物は冒険だ、知らない道に行き知らない場所へ行くのが好きだ。そしてある日行き止まりにあたる。

 「ここから歩いてしか行けないな・・・。」


 目の前には柵があり辛うじて人が一人通れるほどの道筋だ、となればここに自転車を置いて歩くしかない。


 「晩御飯までには間に合うか。」

 自転車のストックを下げ虫かごと網を持って奥まで歩いた。するとどうだろう急な階段があり頂上には鳥居があった。

 こんなところに神社なんてものあったのか。


 確かに夏祭りは行くがその時は少し町まで自動車で移動しなければならない。家のすぐ近くにこんな神社があったなんて知らなかった。

 「変わったところだな・・・」

 好奇心に駆られその石造りの階段をのぼり終えるとそこには神社ではなくバス亭がぽつんと設置されていた。

 そのバス停に張り紙で神社はここの右と書いておりそのバス停の奥にはトンネルが待ち構えていた。


「あれ?ここにはバスはないって聞いていたのに・・・廃線かな?」


 気になりバスの時刻表と行先を見たが路線図は錆びれて見ることはできず、行先だけしか書いていない表しか見ることができなかった。しかしその文字にはどこの地名なのか訳が分からないものばかりであった。


 「何々、空の都市シャモニー。霧の都ヨージ?なんだこれ?」


 そこに書かれている地名はふざけて書いているとにしか思えない物ばかりだ、手の込んだいたずらかと思ったときリベット目立つクリーム色の古いデザインのバスがこちらに向かい走り目の前で空気の圧縮音と共に停まった。


 「おや、君のような子もこのバスに乗るのかい?」

 まるで彼がやっているRPGゲームに出てくるような恰好をした男性が降り、そのまま神社のある方へ向かっていった。


 「お客さん、乗りますか?」


 青い制服に身を包んだ運転手は質問を投げかけると用事がないのでと断りを入れる。すると彼は時刻表を渡した。


 「もし旅に出たいとき、そしてまだ見ぬ世界に旅立ちたいときはこれを使いなさいそうすれば、貴方を導いてくれます。」


 運転手はいつの間にか座席を離れ彼の手元にそれを渡していた。満足したのかそれとも仕事柄なのか分らないがそれを終えた彼はバスに戻りそのままトンネルの中へ消えて行った。


「何だったんだろう・・・・」


その疑問は高校二年まで持ち越しになった。

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