人間不信になった彼
助けを求めても助けてもらえない世の中
彼はいつも一人だった。本当の意味で一人なのだ。
ステータス→身長174センチ 筋トレが趣味 実家から上京してきた大学生。
彼のステータスはとりあえず普通であるのだ。そして一人だ。実家から出て関東に来た。それは一人になるだろう。しかし、地元でも基本一人になっていた。
第一章 心を閉ざした理由
昔から元気な子供だった。元気で明るく誰とでも話す。いじられキャラであった。しかし彼はいじめに遭うことになる。少し体格に恵まれたヤンチャな子には格好の標的になるのだ。小学生の頃、ボクシングを習っていた子にいじめられた。理由はムカつくという理由だ。子供だって馬鹿じゃない、すぐ逃げていた。その頃親友と呼べる人がいた。彼は「K」とする。Kは親身になって間に挟まれても助けてくれた。しかし、Kもまた学校に馴染めず不登校な日々が続いていた。Kがいないと彼はいじめてきた子に対して逃げるだけだった。何度も教師を頼った。何度も何度も。しかし改善されず、見て見ぬ振りだろう。2年間、悩んだ。
近くのサッカーチームに入っていた。そこでは色々な小学校から人が集まっていた。そこでもまた陰湿ないじめを受ける。「仲間はずれ」「差別」「無視」学校では殴られそうになり逃げ、チームでは陰湿ないじめ。親には言えない。沢山嘘をついて心配させまいと振る舞った。辛くて辛くてたまらなかった。中学校は別のところを選んだ。
中学校では最初は調子が良かった。しかし、結局いじめられた。体格が良く少し小太りのヤンチャな子だ。馬乗りになり首を絞められた。オルガンの上で腕相撲させられ何度もオルガンに手の甲を打ち付けられ、部活で校内のランニングをしていても足をかけられた。どんどん心が荒んでいった。先生に助けを求めた。結論、先生にいじめっこは謝らざるを得ない状況を作られ謝罪をされた。関わり合いたくない彼は許し2度とか変わらないで欲しいと言った。その頃仲良く話せる友達はいない。一緒に学校に行っていた友達はいつしか彼を置いて学校に行っていた。その子は学校で、集団で彼の悪口を言っていた。彼は人を信じることが怖くなった。
彼は心を閉ざした。他人など恐怖の対象でしかなく怯えて過ごす日々。目線が気になり悪口を言われてるのではないかと考えるようになる。彼は日常的に演技をして過ごした。嘘の仮面を被り中学校を卒業した。
こんにちは!斉昭です。今回は第一章です。
これは「彼」の小・中学校の出来事です。いじめが原因で今も人間不信な「彼」
似た状況の方いらっしゃると思います。
これを反面教師にして、皆さんの明るい生活を切に願っております。