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質問攻めってほんと無理

 まともに集中してない授業が終わった。だって視線が!視線が私を殺そうとしてくるんだもん!


 てかこの後って絶対質問攻めパターンだよね?うわぁ……嫌だぁ……


 そして予想通りに物事は進んだ。こう言うとまるで頭脳戦系のラノベに出てくるキャラのごとくだけど、中身はコミュ障が応対ミスりまくってまともに会話ができなかっただけである。というかほぼ無言だった。ジェスチャーでの回答が基本である。


 私のコミュ力の低さはおそらく既にこのクラスに知れ渡った事だろう、ククク……虚しい。


 そんなわけでとりあえずは私の評価を犠牲に生き残ったわけだけど、危機はまだ去ってはいない。


 そう、先程は「とりあえず同じクラスの人」達が話しかけてきたのだが、今度は「興味を持った他のクラスの人」が来る……!


 まぁ正直この件に関しても私の評価を犠牲にすれば別にいいんだけど……いいんだけどさぁ。


 学校中に「アイツはコミュ障ぼっち」って思われるの、どうよ?嫌じゃない?私は嫌だ。


 しかしそうだと言ってもコミュ力を改善できない以上はどうしようもない。改善できるための努力はね、したけど無理だったんだ……コミュ障ってそう簡単には治らないんだよ。


 そして私は休み時間のたびに知らない人達に話しかけられ、フリーズしつつもなんとか受け答えを済ませて安息の昼休みを迎えたのだった。


 昼休みを迎えた私は全力で教室を離脱した。あらかじめこっそりと《叡知》によって人が来ないところを探しておき、生来のステルス能力で気配を極限まで薄め、魔力強化によって人目につかないうちに全力で教室から逃げた。


 向かう先は前世での安息の地、トイレである。


 ……え?便所飯はさみしくないのかって?


 そりゃあ、他の子達はキャッキャッと話ながら楽しいお昼時を過ごしてるんだなぁ……と思うとかなーり心にダメージはくる、しかし私が今教室にいるとどうなる?私が気になった子達が「ネガちゃんも一緒に食べない?」と話しかけてくるだろう。


 そうなると私は断れない。何故なら誘いを断るのはコミュ障にできることではないから。結果として気まずい食事タイムになるのである。


 ……前世で、遠足とかでの食事タイムはキツかった。何故かグループごとに組まされるから離脱すれば怒られるし、周りに馴染むことはできない。結果として気まずい空気の中味のしない食事をする事になる。


 そんな辛い思いをするくらいなら、私は便所飯でいい……


 私は悲しい覚悟を決め、黙々とご飯を食べるのだった。




 ネガが便所飯をしてるころ、ネガの教室はネガの話題で持ちきりだった。


「いやー、ネガちゃん可愛かったねー」

「慌ててる様子が小動物みたいだったー!私達と年齢変わらないはずなのにね」

「でもお昼休み入ったと思ったらすぐいなくなっちゃったのは残念だなぁ……」

「いなくなってた事に気づいた人もほぼいないんでしょ?凄いよねぇ」

「なんか……仲良くしたいよねぇ、可愛がりたい感じの」

「わかる~」


 ネガがコミュ障でほぼ無言だったことは、あくまでも緊張と考えられていた。


 本人は既にぼっちとなることが決定していて、歓迎なんてされるわけがないと思ってはいるが、実はクラス全体どころか学校全体レベルで歓迎されている。


 そもそもファウストの魔術学院に転校生はほとんどいない。転校生という存在は注目を浴びやすいが、魔術学院においてはことさらその感じが強かった。


 さらには過度の緊張によって齎された怯える小動物のような存在感、ルックスの高さ、そして魔術学院においてかなり重要となる強さまでを持ち合わせるネガを拒む人は僅かなものだった。


 もっとも、それにネガが気づくことは恐らくないが。

 ちょっと短めですが!

 あと投稿を普通に忘れたりちょっと間に合わなかったりするので固定時間予約投稿することを考えています

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