11話
遅くなりました。バタついて短め。
カレナと2人で資料を纏めたり、冒険者達から編成の報告を聞き、補佐官とギルドマスターに報告して冒険者達にやり直しの通達出しとか板挟みになったり、少しの休憩中にレティシアがお茶を持ってきたとき、お土産に買ったケーキをチクられて補佐官にもわける羽目になったりと、バタバタしてたら五の鐘が鳴った。
「うわぁ、もうこんな時間かぁ。今頃どうなってるんだろうね? なかなか帰って来ないね」
カレナと、他ギルドからの報告書を纏めてる時に、入口のベルが鳴る。
報告に帰ってきていた冒険者のメンバーが、2人入ってきた。
「お帰りなさい。ギルドマスターに報告でいいのかしら?」
カレナが、いち早く冒険者達に尋ねる。
「あぁ、頼む。それと、物資の補充をお願いしたいから、これも準備してくれねぇか?」
私は、渡されたメモを補佐官に、カレナはギルドマスターに報告に行った。
冒険者達はよほど疲れたのか、レティシアにエール酒を頼んで一気呑みしていた。
「かぁ〜、生き返る〜。居残りの奴らには悪いが、ちょっと息抜きできたぜ」
「あぁ、ちょっと仮眠してから交代に行かないと、他の奴らも保たんな」
「落ち着いた? ギルドマスターが待ってますよ」
一息ついていた2人に、カレナが階段下で声をかけた。
ヨシっと、頬を叩いて2人は上がって行った。
「大変だね、休んでる暇もないじゃない。帰ってきた時の交代要員も指示あったけど、いっぺんに出来ないもんね」
「そうよね。日頃の鍛え方の賜物だわ。こういう時に動けるのは、流石にCランクなだけあるわね」
報告組が無事そうに帰ってきたので、少し気も緩み、お喋りしながら書類の整理をしていると、
「ミーヤ、ちょっといいかしら? 冒険者を何人か連れて、倉庫にこの品物を取りに行ってくれない? カレナはE、Fの冒険者に、森近隣の村へ使いに出れる人員を集めて」
補佐官にメモを受け取り、カレナと冒険者達のところに行き、それぞれの仕事に向かう。
倉庫に向かう途中、冒険者達と今回の件について話をした。
「ねぇ? 森の中って結構、魔獣の類がいるんじゃないの? あの森って採取依頼が多いけど、珍しいモノ多いよね? それ目当ての魔獣もいるんでしょ?」
「確かにな。あそこの森って不定期に魔力溜まりが起こるって聞いてるな。今回の件もなんか関係あるのかね?」
「そういえば、デイトンさんが森の様子がおかしいとか言ってたっけ。今回の件と何か関係あるのかな?」
「何人かにその話聞いたな。オレ達は最近行ってなかったからよくわかんねぇけどよ」
この人達、こないだまで護衛依頼で王都から近隣の大きな街をまわってたDランクの遠征組だわ。
「そっか、遠征行ってたんだっけ? 王都とか他の街では何か変わった話あった?」
「これと言ったのはなぁ……そういえば、王都周辺で変な宗教団体が活動してるってのは聞いたな」
「宗教団体? また新しい神様?」
この世界を創造した神様は、元は沢山いたらしい。世界の基盤が固まっていくにつれ、1人また1人といなくなっていったと伝えられる。最後まで残った神様たちは5柱であった。
5柱の神様は、人族、エルフ族、ドワーフ族、ドラゴン族、魔族、それら種族の成長を促す為のモンスターなどの動物、植物を創造したとされる。
しかし、神様は5柱ではなく6柱ではないかという学説が出てきている。今の世界は5種族以外にも多様な種族が存在しているのが主な理由である。なぜその神様は伝えられていないのか? 100年くらい前から研究されているらしい。
それとはまた別の神様だろうか?
「なんでも女神教とからしいぜ? 5柱の生みの親であるとか言ってるらしいわ」
胡散臭っ。6柱目より胡散臭いわ。誰が信じるのよ?
「変なのがここに来ないことを祈るわ。それより力仕事は任せたわね!」
軽くウインクなんかしてみて、愛想良くしてみた。
「全く、これだからミーヤちゃんは……まぁそれだからこそか」
何に納得されてるのかわからないが、バカにされてる気がする。解せん。
「何よもうっ! こんな乙女捕まえて笑いものにするなんて、信じられないっ! 落ち着いたらしっかり話聞かせてもらいますからね。ちゃっちゃと運んじゃいましょ!」
倉庫についた冒険者達は、プンスカ怒ってる私を適当にからかいながら荷物をギルドに運んで行った。
ギルドに戻り荷物を分けていると、ギルドマスターが降りてきた。
世間はコロナで大騒ぎ。
私も仕事で振り回されてえらいこっちゃ。
書くひまないやん




