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森育ちの天然ドルイド  作者: 食欲のアキ
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百ニニ話 帰還

 更新遅くなってすみません!

 自営の準備やらで、めっちゃドタバタしてます!

 とりあえず、体壊さないようにせねば…

 皆様も体調にはお気をつけて〜!

 三日ほどシリウスと行くところがあるから、それまではゆっくりしておくように伝え、ジークに乗り込んだルーシェ。


(家族団欒の期間ってことで、ご褒美タイムなのと…)


「シリウス。さて、ここなら誰もいないから、じっくり聞けるねぇ」

「そ、そんな問い詰めるような目を向けるでない!穴が空いてしまうのじゃ!」


 そう言われても、ジト目でシリウスを見るのは変わらなかった。


「あぁ…もうわかった!わかったのじゃ!調べていた事を話すのじゃ!」


 そこからポツポツとシリウスは言葉を溢していく。

 まとめると、それは研究施設にある技術や知識を、逆利用出来ないかというのが、シリウスの最終的な考えのようだ。


「魔族の反乱に際して、魔族側は数の少なさはいかんともし難いことじゃ。そこで研究施設を襲い、研究員を拉致し、自分達の仲間を増やさせる動きがあったのじゃ。そんな中、当然魔族の中にも人の中にも共通して考える者も出てくるとは思わんか?」

「共通して…どちらも魔族から人にってこと?」

「そういうことじゃ。単純にその醜さなどから開放されたいと願う者。人からすれば戦力を削ぎ、再び支配するたて、自分達の生活を都合の良い平穏に戻すために…とな。まぁそういうわけで、あの二人には魔族側の研究施設を探ってもらっていたのじゃ。当然魔族しか入れぬ可能性も高かったからのぉ。それに、魔族の言語を翻訳してもらう必要もあるのじゃ」


 と、そうこう話を聞いていくと、あの魔族の親父さんに、後から降り掛かるであろう仕事の多さに、同情の念を抱いてしまうのだった。


 当初聞きたかったことはやっと聞き出せたかな?と思ったとき、ルーシェは一つ気になったことがある。


「アーカイブスで調べられなかったの?」

「あれはあくまで人側の物で、魔族側の情報はないんじゃ」


 とのこと。

 まぁそれでも人側の研究情報に関しては、それでも多くの情報を得ることが出来たそうだ。

 

 しかし、そのアーカイブスも過去の研究による遺物である。

 その工程で、施設の研究員達によって、情報の変換や規制がかけられていることを、このときのシリウスは知りようがなかったりもする。



 そうこうしているうちに、ジークが呑気な声を上げた。


「ん〜。そろそろ着くよ〜」


 荷台の窓から覗く景色は自国(といってもそこまで思い入れはまだない)のものだった。



 ジークの姿を確認したエリスにイリス、そしてセレナスは、城の屋上へと駆け上がっていく。


「あ、ただい…」

「おっそいわよっ!」

「まぁーーーーーーーっ!」


 帰宅したルーシェ目掛けて、一切加減なしの全力真空飛び膝蹴りが、エリスから繰り出される。

 結果として、挨拶の途中でルーシェは壁にめり込む羽目になった。


「「ちょっと!ルーシェさん(様)!!」」


 壁にめり込み意識を手放したルーシェに駆け寄る二人。

 そしてそのどさくさに紛れ、こっそり城内へと入ろうとするシリウスの肩を、むんずと掴んだエリス。


「シリウスはシリウスで…何でこんなに服がボロボロなのかなぁ?」


 笑顔で問い詰めるエリスに対して、本気でビビるシリウス。

 真っ事笑顔というのは恐ろしいものだ。

 と、後に王のめり込み事件と共に、国の歴史に刻まれる、神の絶叫事件であった。

 この国の歴史書には、何故かこういった珍事が多いのだが…突っ込める者は誰一人いなかったとか。


 

 ルーシェが意識を回復したのは、それから随分時間が過ぎてからのことである。


「いっ…つつつ…ここは?」

「おはようございますルーシェさん」


 ゆっくり体を起こし、周囲を見るルーシェ。

 そこはまだ見慣れないが、どうやら自室の様だ。


「おはようイリス。えーと…一体何でここで寝てたんだろ?それにあちこち痛いし…包帯…?」

「えーと…まぁ色々あったのですが…とりあえずおかえりなさい。ルーシェさん」


 姉過激過ぎる歓迎を都合よく忘れてるみたいなので、姉の名誉のために、スルーしたイリスだった。

 いつもご拝読頂きまして、誠にありがとうございます!

 最近更新が遅れることが多くて、本当にすみません…

 ブックマーク登録や高評価頂けると、めっちゃやる気が出るので、まだの方は特に是非!

 ブックマークお済みの方は、高評価をよろしくおねがいします!

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