百話 東洋の島国
すみません。
ちょっと忙しくなってしまい、今日の更新は短いです。
また、先達て話していた片付けなどありまして、明日の更新はお休みさせて頂きます。
申し訳ないございません。
夜中に書いてて、更新日時を間違えて、明日更新にしてしまってました!
申し訳ないです!
朝九時半過ぎ現在、気付いて予約投稿の解除してました!
ジークが黄昏に染まりだした空を泳ぐ。
「ジークごめんね。ゆっくりしてたのに」
「ハハハ。まぁ気にしないでよお兄さん」
ちなみに杖があるにも関わらず、ジークに運んでもらう理由は、杖の使用制限によるものだ。
この杖は行ったことがあるところ。
もしくは視認した場所に転移ゲートを作ることが可能なのだ。
当然行ったことのない所へは行けない。
その他波紋を開く範囲で、ゲートの大きさは変わる。
大きなゲート開く為には、それに見合った時間が必要だったりする。
そんなわけで、ジークに運んでもらっているのだ。
「ところで、どうやってフレイアスの場所がわかったの?」
元々大精霊、他の大精霊の居場所はわかっていたのだが、アクエリアスは一時ダンジョンワームに呑まれていた事で、行方不明となっていた。
原因は不明だが、残りの二人も居場所も変わってしまったようだ。
「私達のところへ火の大精霊の眷属よ。使い来たのよ」
アクエリアスはそう答えながら、懐からメラメラと揺らめく、小さなそれを取り出した。
「お初にお目にかかる。我は次期大精霊のファイアネスと言う。お見知りおきを」
「あ、これはご丁寧にどうも。ルーシェと言います。というか…次期?」
「そうなのでござる。我が父たる火の現大精霊は、まもなくその力を使い果たしてしまうでござろう。所謂世代交代というものでござる」
「なるほど。それは忙しい時期に…」
詳しく聞くと現火の大精霊は、東のはずれにある小さな島国にいる。
西の方で大きな力を感じたことと、それ以上にドルイドを求めて、遠路はるばるやってきたということらしい。
ドルイドが必要は理由は、火の精霊の火の神との盟約によって、その職の者がいないことには、大精霊としての知識や力を譲渡出来ないからだ。
どうも火の大精霊は、他の三人に比べると、桁違いの破壊力を持っている。
逆に言えばそのせいで、火の大精霊は高レベルのドルイドの立ち会いが必要なのだ。
無闇な事にならないためにも、火の大精霊は譲渡に関しては封印されている。
それを解けるのはドルイドだけである。
力の移行により、稀に暴走する精霊もいる。
下手をすると星が半壊する程の破壊が撒き散らされる。
譲渡後の干からびた状態の先代では、その暴走は止めれない。
物理的なストッパーとしても、ドルイドが必要なのである。
「寿命近い父は、もう数日の猶予しかないのでござる。早くしないと、その巨大な力が暴走してしまうのでござる…」
「事情はわかりました。それは緊急事態ですね。ジーク、スピード上げられるかな?」
「まっかせてよ〜」
一気に速度が上がる。
それにより、黄昏から濃紺の空へと景色が早く変わっていったのだった。
「ところで、何でエリス達は今回お留守なのかな?」
「今回の場所が、どうもかなりキツイところみたいというのもあるけど、一番はドルイドや精霊じゃないと、中には入れないんだって」
大精霊を以てしてもキツイところ。
それは流石に彼女達では無理だろうな…と、納得した。
ジークの翼で飛んでも遠かった。
辺りは静まり返ってしまっている。
ジークの話では朝日が昇らないと、フレイアスのいるところへの道が開かないらしく、その日は比較的近い森の中で、野営をすることにした。
火に誘われたのか、見たこともない魔獣が襲いかかってきた。
地を這う様な、薄っぺらなフォルムをしたドラゴンらしき魔獣だった。
しかし、相手が悪かった。
後に襲いかかってきた魔獣を含め、全体がその日の美味しい晩御飯に変わったのだった。
また、あちこち変わった素材を落としため、波紋にてとりあえず城へと送っておいた。
皆様いつもご拝読頂き、誠にありがとうございます!
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