第1話 平凡の壊れは突然に
楽しい毎日って何だろう...。
そう考えながら文月光17歳は友達のこちらも17歳、
宗谷進とたわいもない会話をしていた。
季節は桜芽吹く頃で一番気持ちのいい季節のはずだ
が、文月光は悩んでいた。友達の数について。
どうして俺はこいつ以外の友達がいないんだ。
友達なんて簡単に作れると思ったのになあ.....。そん
なことを思っていると、学校に着いてしまった。
今日は始業式で朝の時間帯は生徒も多くいる。少し歩
いていると宗谷進との会話の中心は新しく来る転校生
の話になった。噂によるとそいつは外国からの交換留
学生らしい。「楽しみだなあ。」宗谷進はそう言うが
無論、俺は楽しくない。なぜなら、友達が1人の寂し
いやつに女が来るイベントは日常生活においては何の
変化も起こらないことだからだ。この時の俺は確かに
そう思っていた。しかし、その考えは10分後という短
い時間で改められてしまうことを俺はまだ知らなかっ
た。そして、教室に入ると朝のHRが始まるところだ
った。「転校生を紹介するぞ。」「ローラ・マクラー
レンさんだ。」「ローラ・マクラーレンです。皆さん
よろしくお願いします。」「では席だが文月光の隣が
空いているのでそこに座ってくれ。」「分かりまし
た。」ローラが俺の席に座ったその時だった。
グサッ、確かにそう聞こえた。俺はその瞬間自分を見
ると全身が血で染まっているではないか。しかし、悲
鳴は全く聞こえない。聞こえてくるのは弱り切った心
臓の鼓動だけだ。そっと瞼が閉じる前にローラはこう
呟いた「任務完了。」と。




