表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/21

脱出!ブラックホール!!③

 壁に亀裂が入る。

 次の瞬間、巨大な斧が壁から突き出て、壁が崩れる。

 ボッケン対デス。刀と斧の戦い。

 デスは右手で巨大な斧を振り上げ襲い来る。

 振り下ろされた斧は空を切り、床に突き刺さる。

 リーチはデスの方が長い。

 左右に刃のある刀を銜えたボッケンは首を曲げない限り横にしか斬れない。

 ボッケンの武器はスピードだ。

 横に跳んで避け着地するやいな、飛んで斬り込む。

 デスは辛うじて避けるが、斧を引き抜き転ぶ。見た目よりも素早い。

 ボッケンはとどめを刺そうとしたが、止める。

 一人の乗員が床に倒れており、デスはその胸元に斧を突き立てていた。

 ゆっくりと立ち上がる。デスは左手で乗員の体を掴むと、こちらに投げつけた。

 ボッケンは乗員を前足で受け止め、床に下ろす。

 その隙を突き、デスは斧を振り下ろす。

 避ければ乗員に当たる。ボッケンは刀で受け止めるしかなかった。

 ガキッ! 鍔迫り合い(鍔じゃないけど)。ボッケンは後足で乗員を蹴り飛ばす。

 間髪入れずデスの左手が捕まえようと来る。

 ボッケンは受け止めていた刃を収納、体をねじって落ちて来る斧を避ける、そのまま回転し、もう片方の刃でデスの左手を斬った。

 手首が宙を舞う。サイボーグに“みねうち“は使えない。

「わあああ・・・」

 目が覚めた乗員は怯えながら逃げて行く。その足元にはまだ乗員乗客が数名倒れている。

 ボッケンはこれ以上下がる訳にはいかなかい。

 デスは斧を振り上げる。左手を切られて頭に来ている。

 ボッケンの刀が青く光る。

 斧が振り下ろされる。ボッケンは床を蹴って飛ぶ。

 二つの刃がぶつかる。

 着地するボッケン。

 デスは動かない。

 その斧が真っ二つに切れる。続いてデスが崩れる。

「・・・そうだ!グレイ!」

 ボッケンはグレイを追う。


「起きてー!」

「ヤン先生!起きてください!朋ちゃん!」

 ヨキ・ピンニョ・美理は倒れている乗員や乗客を起こしていく。

「らちがあかない。みんな、耳をふさいでー」

 ヨキは深呼吸して・・

「わあ~~おっきろ――――――――――――~~~!!!」

 凄まじい大声がロビーに響き渡る。

「ん~」「う~む・・」人々が目覚める。

 そこへ麗子が帰って来る。

「美理ぃ~」

「麗子!よかったあ」再会し抱き合うふたり。


 明はその部屋に誘い込まれたのだと悟った。

 敵を追って入ったのは鏡張りの無重力迷路。船内に作られたアトラクションの一つだ。

「隣のお化け屋敷じゃなくてよかった」明がつぶやく。

 これまでに数人の海賊をパラライザーで倒してきた。彼らは気絶したまま浮かんでいる。

 簡易パワードスーツを着たフィリップがニヤリと笑う。

「無重力下ではパワードスーツの方が圧倒的に有利だ。覚悟しろ」

 フィリップはマイクロミサイルを発射。

 それらはホーミング能力を持ち、明を襲う。

 明は鏡を背に立つ。パラライザーをレイガンに切り替えつつ、鏡を温めていた。

 ミサイルが来る。5発。うち4発を銃で撃破。

 素早く鏡を蹴る。

 残り1発のミサイルは鏡に命中。爆発。破片が舞う。

 フィリップは明を見失う。煙で見えない。鏡の破片でレーダーは役に立たない。

 一方スーツは制御ノズルで空中に止まっており、煙の中に光が見える。

 明はその光の下方にいた。床の鏡を蹴る。

 空中を飛んでフィリップに迫る。狙いすまし銃を撃つ。

 スーツの左肩のキャノンを吹き飛ばす。

 発砲の反動で明は後ろへ飛んで・・鏡に当たる。

「下か」フィリップはビームガンを発射。

 明は鏡を蹴り間一髪避ける。避けながら発砲。3発。

 すべて命中。腕が違いすぎる。フィリップは焦る。

 ガシャーン。

「いて~」目測を誤り明は鏡に頭からぶち当たる。

 その機を逃さず、接近戦を仕掛けるべくフィリップは明に突進する。

 明は足元に向け銃を撃つ。

 その反動でフィリップの突進をかわす。

 フィリップは鏡に激突。

 明は今度は上に向け発砲。反動を利用し、フィリップの顔面に足から突っ込む。

 ドボッ。キックが決まる。

 顔面は生身だ。二人は反対方向に飛ばされる。

「ひ」怯えるフィリップの視線の先には銃を構える明がいた。

 発射。ビームではなく無線アンカー(錨)が飛び出す。

 フィリップの頭すれすれの鏡に突き刺さる。ちょっと髪の毛抜けちゃった。

 明はアンカーを縮め、急接近。そのまま左ストレートを叩きこむ。

 フィリップをノックアウト。 

 明が鏡の間を出ると仲間たちが待っていた。

「ね、心配いらなかったでしょ?」

 そう言うヨキの隣で美理は胸をなでおろした。

「しかし、時間かかったじゃねーか。手ごわかったのか?」ヨキが尋ねる。

「そーか?」実は鏡の迷路で迷っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ