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銅色奇想記  作者: ヒカリショウ
1章:禍との遭遇
7/9

オオカミとカラスの後日談

今回は超短いです。ただのちょっとした後日談的な話ですので


禍カラスの後始末の話をしよう。ついでに禍オオカミもだ。曰く、後日談を日記に書く。

まず禍カラスを操っていた烏森はあの後に縄でぐるぐる巻きにして取り押さえた。そして『翠竜』に引き渡した。

俺が出来るのはそれくらいまでである。烏森がその引き渡された後はどうなったかは知らない。だが悪い用にはされてないだろう。恐らく再教育的な何かを受けているはずだ。

なぜなら俺も受けたことがある。いきなり黒服の人が家に来たときは恐かった思い出である。



「また日記を書いておるのか?」


「日記は毎日書くものだろ」



龍姫様にも日記を進めてみたが即答で断れた。興味が無いのならば進めても意味は無い。龍姫様と今回の事件を話しながら日記を書き続ける。

『禍を売る者』を逃がしてしまったのは惜しいことをしてしまったが、『ワザワイ』を退治できたのだからプラスマイナスゼロと考えよう。

世の中には『ワザワイ』が今も潜んでいる。日記を書いている今もどこかで『ワザワイ』は災いをばら撒いている。



「そういえばオオカミ娘はどうした?」


「オオカミ娘って・・・狼原さんのことか?」



彼女は今頃、家で勉強しているだろう。真面目である故だ。

それよりも狼原さんは禍オオカミを祓った時に運良く力を得られた。その力に飲まれずに上手く利用しているようだ。



「力と言っても足が速いだけであろう。ただ速いだけじゃ」


「速いってのは油断できないぞ。走りで速いだけで世界が認めるんだからな」



足が速いだけで世界が認める。それは世界競技であるからだ。速いことを油断するなかれ。

日記を書き終える。今回で遭遇したのはオオカミとカラスであった。まさか短期間で『ワザワイ』に2体。これは驚くべきことだ。

もしかしたら何か変化が現れたかもしれない。『ワザワイ』と『禍を売る者』との急な遭遇。これから厄介事に気をつけなければならない。

俺は厄介事に巻き込まれる体質だ。そう思いながら日記を閉じる。


また次回です。よろしくお願いします

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