表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

プロローグ



「おっしゃあぁぁぁぁ!」


 ようやく、ようやくだ!俺はこの鬼畜マゾゲーをクリアしたのだ!


「古き良きゲームかと思ったらありえないほどの死にゲーだと気づいてからはや一年。攻略情報もなく自力でついにクリアしたんだ!今日はお祝いじゃあ!」


 クリアしたという達成感をもっと得るために俺は一人でお祝いをすることを決意した。そのための準備をしながら俺はこの一年の全てをかけたゲームのことを思い返していた。


  ――俺が今クリアしたこのゲームは作り込まれた世界観や多種多様な登場人物という人気が出る要素しかない宣伝をしておりとても好評だった。

 だがそれも発売前まで…。いざプレイしてみると明らかに難易度調整ミスってるだろ!と言いたくなるような強敵の数々に鬼畜すぎるトラップの数々、特に敵に関しては序盤にレベル最大の相手が出てくるという意味不明さだ。


 そんな鬼畜難易度と言うこともあり発売から一ヶ月後には攻略動画も実況動画もなくなっていきプレイしている人もほとんど居なくなった。だが俺は諦めなかった。だってこんな鬼畜ゲーをクリアした時の喜びと達成感はものすごいと知っているからだ。


 そのためにも俺は自力で完全クリアを目指したのだ。元々このゲームは世界観やキャラクターの魅力を売りにしていたこともありゲーム難易度を無視すれば良ゲーと言える内容だ。そのため俺は何度もトライアンドエラーを繰り返しながら少しずつ正解択を選び続け遂にクリア出来たのだ。

 もしこのゲームが全てクソだったらさすがの俺も諦めていたかもしないのでストーリーやキャラクターが魅力的だったのは助かった。そのおかげて今の俺は全てのフラグやルートを完璧に覚えている。



 さて、振り返りも終わったことだしここからクリアしたお祝いだ!

 そう思い俺は冷蔵庫からお酒を出そうと椅子から立ち上がった。

 だがずっと座っていた足にいきなり負担をかけたのがいけなかったのだろう。勢いよく立ち上がった俺は踏ん張りがきかずよろけてしまい不運なことに机の角に頭をぶつけ……





 気づいた時には転生していたのだった。しかもあの鬼畜ゲーの世界に。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ