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影の魔導士  作者: 陽炎六
闇ギルド編
6/56

6,商会襲撃

まえがき

再度犯罪者が襲撃してきますが 今回の目的は魔道具の確認なのです

闇ギルド関係者が観察する中 商会の門が破壊され週書きが始まります

破壊された門に驚きながらも そこに立っている”もの”に私兵たちは槍を向ける。

「何者だ! お前の仕業か?」指揮するものがそういいかけるが 叫び声を上げて私兵に襲い掛かってきた。

剣や槍を持って熊獣人化した闇ギルドメンバーに向かうが 犯罪慣れしている闇ギルドメンバーは獣人化した力をうまく使い 私兵をなんなく倒していく。

「だめだ このままじゃ守り切れん 悔しいが騎士団に応援依頼を」戦いながらも 信号弾を打ち上げる私兵。

夜空に向かって光の矢が登っていく。

そして 大きく光の輪が広がり 大きな音が広がっていく。

「騎士団が応援に来るまで守り通すぞ」槍を構えなおして相手に対峙する。 


「何事だ!」破壊された商会の扉を見て 騎士団が商会の敷地に入り込んでいく。

「あいつか 取り押さえろ」獣人を見て 襲い掛かる騎士団。

騎士団がムチを投げつけ 手足を拘束しようとするが失敗。

「弓を使え!」騎士団は弓を使っていくが 動きが早くなかなか当たらない。

獣人は屋敷の奥に入って行き また悲鳴がおきていた。

「ダメだ 切りかかれ!」騎士団はこれ以上の被害拡大を防ぐために 犯人を切り捨てても被害を増えないようにする選択をして 切りかかったのだ!


「ぐがぁ!」獣人は振り向きざまに腕を振り 騎士団を吹き飛ばす。

「手ごわいな 魔法隊 奴に魔法を!」指揮官が叫び 魔法使いが前に出ていく。

”ぐるるるるる”獣人のうめき声がすると 獣人の体の色が変わりだんだんと判り難くなっていくではないか!

「なんだあれは?」騎士が叫んで周りに目を向けるが 誰もが首を振っている。

「早く魔法を 目標が判らなくなるぞ!」

「ウインドウカッター」風魔法が獣人に放たれる。

だが獣人は気合を込め 対抗する様に魔力を放出する!

魔力に押され ウインドウカッターは向きを変えられ 壁や廊下に食い込んでいく。

壁や廊下が破壊されてく間に獣人はほぼ確認できないように廻りの色に体が変化していた。

わずかに歪んで見える空間に誰かが弓を放つがはじき返され ゆがんだ空間が外の飛び出し逃げていく!



「1,2小隊は追跡を!足跡を追いかけろ 3、4小隊は救護と復旧を」指揮官が叫び 騎士団は手分けして動き出した。

”騎士団が現れたのは 想定外だが まぁ獣人は無事に逃げたな!”観察していた闇ギルド関係者がそんな風にみていた。

”魔道具は問題なく動いているな 相手も驚いているし”闇ギルド関係者は 今回は成功を確信していた。

また他の闇ギルド関係者がサポートする様に 獣人の通過後に障害を置いたり水を撒いたりしていたのだ。

その結果 ただでさえわからない相手の追跡が出来なくなり 騎士団は完全に獣人を見失い とんでもない場所の捜索散してしまったのだ。

その間に獣人は城壁に到達して 城壁外に逃亡するために登り始めていた。


「ふぅ」誰もいない城壁の上で一息つく獣人。

「そこまでです!」どこからか声が聞こえて獣人が辺りを見渡す。

「だ だれだ!」

「おとなしく 罪を償ってください」

「ははは ばかめ 俺を止められると思うのか?」廻りを見渡しながら 獣人が叫び返す。

「じゃあ 止めてみましょう」今度ははっきりした高い声がして 獣人が振り返る。

そこには小柄な人が大きめのフードをかぶって立っていた。


「誰だお前は?」驚きつつも小柄な人物に たいした事ないだろうと判断して襲い掛かる!

「ちょこまかと 諦めて逝ってろ」

「貴方こそ諦めて捕まりなさい じゃないと・・・」

「”じゃないと” ってなんだ まさか今までメンバーを倒したのはお前だったのか?」

「倒したわけでなはないですよ ただ自滅しただけで」

「そんなわけあるか 俺達はお前なんかに」そう言いながら襲い掛かる。


”あいつが今までの獣人に対したやつか?”

”だが 声も高いしガキか女か?”

闇ギルドの関係者数人が 城壁の上の監視塔屋根からやりあう二人を見ている。

それとは別に見ている者もいる。

”熊の動きか鈍くないか?”廻りには聞こえないような小声で隣にいる仲間に声を掛ける監視者。

”そうか?そうは思わんが”

”あんな ガキになにも攻撃が当たらないははずが・・・”

”言われてみれば 確かにおかしいか?”


”そう言えば 前のやつの魔道具問題なかったらしいから”

”あのガキがなにかしてるんじゃないのか?”

”おいおい なんで獣人が判るんだ おかしいじゃないか?”観察していたメンバーは ここで獣人が確認できていることに驚いていた。

つまり ”魔道具が動作していない”事に気付いたのだ

またまた犯罪者に対峙する主役


闇ギルドの関係者も 獣人の異常に気付き観察を強化します

このまま 主役の正体まで闇ギルドのばれてしまうのか?

そのあたりは次回にて


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