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影の魔導士  作者: 陽炎六
闇ギルド編
5/55

5,闇ギルド 動き出す

闇ギルドは 闇魔道具をうまくかすめ取り確認を行う事にしました

その結果は?

また 闇魔道具が大事な闇ギルドはどう行動するのか?


その闇ギルドにどう主人公は対抗するのか?


「魔道具に不具合はなく 動作も問題ないだと」男はいつもの食堂で食事をした際に 報告書をいつもの方法を渡された。

そうエールの下の置くやり方である。

人相の悪い客しかいないのだから 気にすることはないはずなのだが 男の行動は慎重であった。


”別なものが蜘蛛の能力を問題なく発揮している”男はエールを飲みながら考えていた。

”城壁上での相対した相手時の攻撃が 素人の様だった”

”そのあと城壁から飛び出した際 蜘蛛の能力が使えず落下”

なにか問題が隠れているのか?

”何が起きればこんな状態になるのか”


”魔道具の効果を無くす方法があるのか?”

”そのせいで外部から魔道具の動作 効果を無くされた?”

”どうすればそんな事が出来るのだろうか?”

逆方向の効果になる魔力を持つ者の存在が誰にも知られていないためである。

男はいくつかの仮定を立てて 再度の確認が必要と考えついた。


”闇マスターに相談だな”何杯目かのエールを飲み干し 懐から紙を出し何かを書き込む。

”もしあいつが何かしたなら これで判るはずだ”ニンワリと口元を上げると 声を上げた。

「おやじ 新しい魚のおかわりだ!」そう言って空いた皿の下に紙を忍ばせる。

「どうだ 旨いだろう」そう言いながら焼き上がった魚を置いていて 空いた皿を下げていく。

その際に紙を素早く引き取り 厨房に戻っていく。


「そうだ 新作の料理があるんだ!」そう言って厨房から出てきたおやじが 皿を置いていく。

「感想を頼むぞ」そう言って戻っていく。

「旨そうだな」そう言い皿を手にして 下の紙を素早く懐に仕舞いこむ。

料理を小さく切り分け 口に含むと芳醇な味が口中に広がる!

「旨い 最高だよおやじ」男の言葉におやじは厨房けら手を振っていた。


確認状況は魔道具を使う犯罪者に別な魔道具を持たせて確認するという簡単で確実な方法。

その別な魔道具の効果を確認するのに 魔道具を回収するか 遠くから効果の確認をしなければならない。

どんな効果を起こす魔道具を使うかの判断が難しいのだが 追加のものは隠密行動の為の色の変わる魔道具を使うことにした。

もし魔道具が動作停止すれば服装の色が元に戻り目立つ状態に戻るのだから。


そんな提案は闇ギルドに理由と共に伝わり 闇ギルドでの確認犯罪が行われる事になった。

次は熊獣人化した闇ギルドメンバーが商会金庫襲撃予定だったからだ。

隠密行動した熊獣人化メンバーが商会を襲撃 金庫を強奪する計画なのである。

あの人物と遭遇し闇魔道具の動作確認をしなければならないので 商会から城壁までを闇ギルド関係者が 多数配置し観察するのだ。

”野郎ども 手間をかけるがこの確認が我が闇ギルドの 全犯罪者の将来の為である”荒くれ者犯罪者たちに闇ギルドマスターがはっぱをかけた。


王都に闇が落ちたころ 闇ギルドメンバーが予定場所に走っていく。

知らない人が見れば 仕事でどこかに急いでいるのだろうと思うほどの真剣な様子だった。

”真面目な人だな”と 思うほどである。

その実態を知れば 騎士団が総がかりで取り締まるだろうが その表情を見て”ご苦労様”と会釈までしているのだ。

騎士団は このところの王都商会事件があったので警戒巡回しているのだ。


時が流れ 深夜になったころ 王都では暗闇の中を動き回る異形のものがいた。

熊獣人化した闇ギルドメンバーだ。

目的の商会の門を振り下した腕の一撃で破壊し 中に入って行った。

大きな音に驚き ”連続商会強盗”が来たかと 私兵が立ち向かう。



闇ギルドは威信をかけて再度犯罪を行ったが今度は警戒中で騎士団が駆け付け対処が早かったですね

このまま 獣人犯罪者はとらえられるのか?

次回に続く


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