46,犯罪失敗と逃亡での出来事
念密な計画で長い事準備した計画が
あっという間に始まり 終わってしまったようですが
なにやら 様子が変です
「上がってこい!」上から見ていた男が声を掛けたが 目をやられているのか動きがおかしい。
更に後ろから追いかけて騎士が 男を確認したのか近付いているようだ。
このままでは 城壁に着く前に捕らえられてしまうだろう。
慌てた彼らは持っていたハンマーを騎士に向かって投げつけ始めた!
当たらなかったが 突然のハンマーの着弾に騎士が立ち止まった。
数人が城壁を下りて 遅れた2人を城壁の上に抱え上げ 20人になって全員で城壁を下りて行った。
城門から離れた場所だったので 騎士が追いかけてきても城門まで行ってくるので時間が掛かるので その間に森まで行って馬車で逃亡を成功させたのだ。
「あれが相手の戦術だったのか」男達は馬車の中で 捕まった仲間の事を思い浮かべて呟いた。
「発生後に短時間で現場を特定して 騎士を派遣捕縛だしなぁ ”罠”としか思えん手際だな」
「”罠”か」
「”罠”だな」
「情報を流して”俺達を相手に捕まえさせて”恩を売る気なのかな」
「いや ゲスダインの犯罪者である俺達を他国の”アーク農国”に処理させる気だったのでは」
「いや恐らくは アーク農国での犯罪が成功した場合にはゲスダイン騎士団が乗り込んできて”俺達を排除”してアーク農国を手中に収めるきだったのだろうなぁ」
「犯罪が失敗したとした時でも 犯罪での損害復旧を掲げてアーク農国に乗り込むつもりだったんじゃないのかなぁ」
「どのみち俺達は使い捨ての駒なんだろうなぁ」
「くそ忌々しい奴らめ」
「じゃあゲスダインには戻れんな」
「一泡吹かせんと気が収まらんぞ」
「「「おう!当然だ」」」
「それでな 俺は・・・・」一人が思いついた策を他の仲間に話していく。
聞いていた仲間も頷き 次の野営地で行動する事を決めたのだ。
街道の国境は夜間には閉鎖されているので 夜間に国境を越えるには山の中の獣道を行くしかない。
しかし 獰猛な魔獣がいる山道など 自殺しに行くようなものだ。
昼でも山道を移動するなど よほどの装備と人員がいなければ無理なのだ。
それをたかだか20名の犯罪者と付き添いの数名では 魔獣のエサになれというものなのだ。
ゆえに夜間に山を越えてゲスダインに戻る事は無理がある。
だが 犯罪を起こし捕まった以上 アーク農国にいる事は出来ないだろう。
国境の駐屯所に警戒指示が出る前にはアーク農国から出たいのであるが 夜間では無理なので朝10時ころに越えられるように 安全を確認しながら野営して時間を待つしかないのだ。
付き添いのゲスダイン職員が 適当な場所で馬車を停止させ 野営をする事を告げた時に彼らは動いた!
装備していた魔道具を動かし 瞬時に職員を拘束したのだ!
突然の出来事に驚いている仲間に 拘束した彼らは口を開いた。
「さっきの状況は異常だっただろう 元の情報が洩れているとしか思えない」
「どういうことだ?」
「最初の破壊音の後の轟音と光は気付いただろう?」
「あぁ 俺も聞いたからな」
「おかしいだろう?」
「何がだ?」
「門が壊れて どれほどで音がしたと思うんだ?」話を始めた彼が問いただす。
「え~~ 3分?5分は掛かってないよなぁ」一人が答えると 彼は頷いた。
「まぁ 3分くらいだろうなぁ で 騎士の詰め所はどれだけ離れていると思うんだ?」
「王城付近と城壁付近?」
「まぁ 真ん中と端だろう それが何で街中の商会の場所に3分で来れて対応できるんだ?」
「巡回でもしていて 偶然じゃないのか?」
「おいおい 短時間で4か所もの偶然が起きるのか?」彼が感情を含んだ声で聞いたが 誰も返事がなかった。
「そういえば ゲスダインの騎士団 治安維持の訓練ばかりだと聞いたなぁ」
「なんだそれは?」
「戦争だと 他国より規模が小さいからな 政治不安の国に騎士を送り込む口実のなんだとさ」
「へぇ じゃあ話が繋がるか」それを聞いて彼は自分の考えを披露し始めた。
「俺達の行動は上手く行って行かなくても アーク農国が混乱すればいい程度の事なんだろうなぁ」
「なんでだ?上手く行くのがあいつらにもいいのじゃないのか?」
「まぁ 上手く行ったら あいつらに繋がっている俺達は用済みだから 良くて誰にも知られずに追い出されるか 悪ければ処刑だろうなぁ」
「まさか?」
「犯罪者を捕まえた側なら 当然の処置だろう?」
「そうなるとふがいないアーク農国騎士はあてに出来ない ゲスダイン騎士様ばんざーいってことだろう?」
「そうしておいて アーク農国の復興に手を貸し アーク農国を実質乗っ取る考えなんだろうなぁ」
「たとえ犯罪が失敗でも アーク農国で”多数の犯罪が起きてしまった事実”があれば 国民が不安になり 安定の施策を求めるだろう?
「アーク農国の負担が増えるというわけだな」
「あぁ そこで さっきと同じゲスダインの支援が始まって 以下同じだな」
「最後の今回のような事は想定外のはずだったわけだ」
「どういうことだ?」
「考えてもみろ? 魔道具なんて高価なものを4つも・・・追いかけられていたやつ含めて6つも使われているんだろうが?」
「あぁ そうだな」
「そのような大規模の犯罪を 一個人レベルで起こせると判断するかな? アーク農国とサーライトがさ」
「捕まったやつらから 何が何でも情報を引き出そうとするか?」
「そうだな そうすると困るのはどこだ?」
「まぁ ゲスダインだな」
「じゃあ そうならないようにするには?」
「そりゃ犯人が居なくなれば情報が ひき出せない・・・だけど・・・まさか・・・」仲間は自分の言った言葉にゲスダイン職員を睨みつける!
実力を疑わずに行動したが 思わぬ結果に
しかし そこから導いたシナリオに彼らは 自分達の意味がぐらついてきて
影に隠れる本心を見破ったのかもしれませんね




