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72.大賢者、世界チャンピオン戦に協力する

72.大賢者、世界チャンピオン戦に協力する


ネットの従魔化作業で忙しくしている中、ボクシング東洋チャンピオンの正人選手から連絡があった。

なんでも、今度世界チャンピオン戦があるらしく、またスパーリングとマッサージをお願いしたいらしい。


正人選手はここ数試合は対戦相手が大したことが無かったので余裕で勝てたが、現在の世界チャンピオンは非常に実力があり、既に3年も王者に君臨しており、現時点の正人選手の実力では勝つのは難しいと判断しているとの事。


おぉ? もう世界チャンピオン戦なのか?

最近忙しくて、ボクシングの情報もほとんど見ていなかったが、頑張っているみたいだな。

俺は「OK」と返事をして、早速その日の夕方、ボクシング事務所に行ってみた。

事務所では清水会長が満面の笑みで出迎えてくれた。


「おぉ、井本君久しぶりだね。今回の世界チャンピオン戦はかなり苦戦しそうなので、アドバイスを頼むよ」


「分かりました。では早速対戦相手のビデオを見せていただけますか?」


俺は会長がセットした大画面のテレビで、対戦相手の試合を見てみた。

これは強いな。攻撃は鋭く威力もあり、防御も完璧だ。

さすがに3年もチャンピオンとして君臨してているだけのことはある。


これと言って弱点は見つからなかったので、チャンピオンに勝つためにはスピードも攻撃・威力もパワーアップするしかないな。


俺は地階へ降りて、リングでシャドウボクシングをしている正人選手に声を掛けた。


「正人さん、お久しぶりです」


「おぉ! 井本君、来てくれたんだね。助かるよ」


「最近正人選手のボクシングを見ていないので、シャドウボクシングでいいので、最大のスピードでちょっとパンチを繰り出してもらえませんか?」


「分かった」


正人選手は切れのあるパンチでシャドウボクシングを披露する。


「次に、サンドバックを叩いてみてもらえませんか? 全力でお願いします」


正人選手はリングを降りると、サンドバックを叩き始めた。

しばらくそれを見ていたが、声を掛ける。


「正人さん、もう大丈夫です」


「どうだ? 以前よりスピードも威力もあるだろう?」


「見違えるようでした。ただ、現時点ではチャンピオンの方が実力は上ですね。というより、かなり厳しい戦いになると感じます」


俺はオブラートにも包まず、ダイレクトに意見を言う。

実際、今のまま対戦しても、勝てる確率は非常に低いだろう。


「わはは、ズバリ言ってくれるね。俺もそう思うよ。なので今日はアドバイス頼むよ」


「分かりました。ではスパーリングの前にマッサージしましょう」


「ん? 分かった。頼むよ」


ベンチにうつ伏せに横になった正人選手の肩や腕をマッサージしながら、軽くヒール魔法を掛ける。

やはり練習量が多いせいか、筋肉のあちこちにダメージが見られるな。

ヒール魔法で悪いところは全て治療しておく。

さらに強化魔法を軽く掛けておく。


対戦相手との実力差は、強化魔法を軽く掛けてようやく互角と言ったところだ。

試合までにそこまで実力を持っていけるか?

試合会場に駆けつけて、試合開始直前に強化魔法を掛けるといった手もあるが、それではインチキっぽくなる気がするので、それは止めたい。


「井本君、毎回ありがとう。君のマッサージの後は身体が羽が生えたように軽く感じるんだ」


「それは良かったです。今回の対戦相手は今までとはレベルが違いますね。さっき見せてもらった正人選手のスピードと威力ではとても敵なわないと思います」


「はっきり言ってくれるね。まあ、俺もそう思うがな」


「今のマッサージで体が軽くなったと思いますので、各パンチのスピードと威力を上げるような意識でスパーリングお願いします」


「うん、わかった」


俺も着替えてグローブをつけてリングに上がる。

ん? リングサイドに見たような3人組がいるな?

ああ、高校の元不良3人組だな。ボクシングを始めて真面目になったって聞いていたが、全然別人に見えるな。


カーン。


スパー開始だ。

俺はいつものように、ビデオで見た対戦相手の動きを再現するようする。

さっき見た井本選手の動きだと、俺の攻撃はほとんど決まり、井本選手の攻撃は空振りに終わるところだが、ヒールと強化魔法の効果プラス、井本選手が意識的にスピードとパンチの威力を上げてきているので、互角の実力者同士の対戦になってきている。


しかし、スピードと威力を上げてもま、だ完全に自分のものにしていないのか、動きがぎこちないな。

俺は容赦なく、井本選手のパンチをブロックし、こちらのパンチはヒットさせる。


カーン、第一ラウンド終了。

俺は井本選手にこのラウンドで気が付いた改善点を細かに伝える。


カーン。第二ラウンド開始。

井本選手は俺のアドバイスと、1ラウンド目の感触から、攻撃と防御を改良してきた。

うん、いい感じだな。1ラウンド目では、俺が押していたが、2ラウンド目では概ね互角に戦えている。


カーン。第二ラウンド目終了。

俺は更なるアドバイスを井本選手に伝える。


「第三ラウンドでは、俺は更にスピードと威力を上げていきます。互角に戦えるように正人選手も更にスピードと威力を上げてください」


「分かった」


カーン。第三ラウンド開始。


俺は対戦相手のスピードと威力を少し上回るように威力を上げる。

弱いながら強化魔法を掛けられている井本選手も更に威力を上げてきた。

このラウンドも概ね互角に戦えているな。

現時点で、対戦相手よりやや強い実力でスパーリングしているので、この状態で互角ならいい線いけるな。


カーン。第三ラウンド終了。


「正人さん、良い感じです。俺は今の感じで次のラウンドも行きますので、このラウンドは俺に打ち勝ってください」


「OK」


カーン。第四ラウンド開始。

正人選手は更に威力を上げてきた。

俺は第三ラウンドの威力のままそれ以上は速度を上げていなかったので、徐々に正人選手が俺を押してきている。


終盤には俺のパンチは完全にブロックされ、正人選手のパンチを浴びるようになってきた。

身体強化が掛かっているとはいえ、さすがは正人選手だな。上達スピードが早い。


カーン。第四ラウンド終了。


「これで終わりにしましょう。いい感じです。この感触でチャンピオン戦に臨めば行けると思いますよ」


「井本君。毎回本当に感謝している。たった四ラウンドのスパーだったが、一挙に俺の実力が上がった感じがする」


「3,4ラウンドは俺はアーロン選手より上の速度でスパーしてました。それを上回る攻撃とディフェンスだったんだから、自信を持っていいですよ。今日のスパーリングは4ラウンドだけでしたが、試合はもっと長引くと思います。体力をつけておいてください」



リングサイドをふと見ると、元不良3人組が目をキラキラ輝かせてこちらを見ている。


「井本さんも正人さんもスゲーっす」

「僕たちのあこがれっす」

「井本さん、僕たちにもスパーしてください」


うーん、めんどくさい。

「スパーはまたいつかね」

と適当にあしらっておく。


「正人選手、チャンピオン戦までベストコンディションでいてください。あ、これを渡しておきます」


俺は準備しておいたペンダントを正人選手に渡す。

これは、ICチップこそ入っていないが、i経済研究所の社員に配っているのとほぼ同じものだ。

魔石に描かれている魔法陣は、ヒールと強化魔法である。

予知魔法と物理結界の魔法陣は描かれていない。


「これは?」


「一種のパワーストーンですね。つけていると、疲れや体調不良は解消され、体力も向上する効果があります」


うん、巷で売られている怪しげなパワーストーンと違い、俺のペンダントはマジで効果があるからな。


「おぉ。それは良いね。ありがとう。常につけさせてもらうよ」


男性からペンダントをもらうって、よく考えると気持ちが悪いけど、正人選手は気にしないかな?

大喜びしているけど、あっち系の趣味は無いよね?


◇◇◇


10日後、正人選手の世界チャンピオン戦が東京で行われた。

観戦チケットが二枚送られてきたので、さやかと一緒に行ってみることにした。


実は日本チャンピオン戦や、東洋チャンピオン戦でも、ジムの会長がチケットを渡してきたが、暇が無いと断っていた。


しかし、世界チャンピオン戦だけは是非見に来てくれ、と強くお願いされ、観戦に行くことにしたのだ。


東京にも転移魔法陣があるから、交通費や移動時間がほとんどかからないからな。

さやかはボクシングにはあまり興味が無いみたいだったが、俺が、


「強化魔法とヒールを描いた魔石がこの世界の人に与える影響を観察できるぞ」


と言ったら、興味を持ったらしく、観戦に参加してきた。

さやかには事前に正人選手に渡した魔石ペンダントについては伝えていた。


会場は後楽園ホールだ。

俺たちの席は最前列だった。席について周りを見渡すと、満席だった。


前座の試合がすべて終わり、ようやくメインイベントの正人選手の世界チャンピオン戦の番になった。

対戦相手のアーロン選手は天才との評判が高く、世界チャンピオンになってからの防衛戦は全て3ラウンド以内のOK勝ちらしい。


評論家やマスコミによる下馬評では、チャンピオンの圧倒的有利で、正人選手が何ラウンドでOKされるかの予想まで立てられる始末。


たしかに10日前までの正人選手の実力であれば勝つのは難しかっただろう。

しかし、この10日で別人の様に仕上がっているはずだ。


カーン いよいよ対一ラウンド開始。


正人選手はいつものように、第一ラウンドは相手の様子を見ている様だ。


アーロン選手は最初から飛ばしてきていた。どうやら1ラウンドでのKO勝ちをもくろんでいるようだ。

正人選手は落ち着いており、アーロン選手のパンチをブロックやステップで防いでおり、有効打は受けていない。


カーン、一ラウンド目終了。


結局アーロン選手はパンチを一発も当てることができず、少し焦りが見えているようだな。

正人選手を見ると、インターバルの間にも例のネックレスを首に掛けていた。

うん、いい判断かも。少しではあるが、ダメージ回復と体力強化の効果があるからね。


カーン、第二ラウンド開始。


このラウンドも正人選手は防御中心だが、パンチも繰り出してきた。

アーロン選手は防御も一流で、正人選手のパンチは当たっていない。

しかし、残り1分を切ったあたりから、正人選手の動きが変わった。

あれは、俺とのスパーリングで、スピードと威力を上げた時と同じだな。

ついにフルパワーを出したな。


アーロン選手は急にパワーアップした正人選手に追従が遅れ、何発か有効打を受けた様だ。


カーン、二ラウンド目終了


アーロン選手側は楽に勝てるはずの目論見が外れたようで、少しうろたえている感じがする。

逆に正人選手側はイケイケの雰囲気だ。良い感じだな。


カーン、三ラウンド目開始。


正人選手は三ラウンド目開始直後から全力だ。

素早くパンチを繰り出してくる。

アーロン選手は防戦一方となっている。


時々果敢にパンチを繰り出すが、全て躱されてしまっている。

逆に正人選手のパンチの有効打が多くなっていき、動きもさらに鋭さを増していく。


おぉ? 正人選手のスピードと威力は、俺がヒールと強化魔法を掛けた直後の時の動きより早くね?

あれから10日経って、強化魔法やヒールの影響は無くなっているはずだが、ペンダントの効果プラス正人選手の努力の結果だろうな。


残り1分を切ったあたりで、正人選手の右ストレートが見事に決まり、アーロン選手がダウン。

10カウント内に何とか立ち上がったが、もはやボロボロ。

正人選手はこのラウンドで倒すべくパンチを繰り出すが、アーロン選手もさすがにしぶとく、クリンチなどで時間を稼ぐ。


カーン、三ラウンド目終了。


正人選手はパンチひとつ受けていないので、ダメージは少なく綺麗な顔だが、アーロン選手は顔面が血だらけ状態。

アーロン選手側は止血で大わらわ状態だった。


カーン、第四ラウンド開始。


ボロボロとなったアーロン選手に対し、絶好調な正人選手。

ラウンド最初からアーロン選手は防戦一方で、何度もパンチを受けてしまう。


1分を経過したところで、全く攻撃が出せない状態になってしまい、戦闘不能な状態と審判が判断し、「TKO」となった。


カンカンカン。


正人選手の世界チャンピオンが決定。

蓋を開けてみれば、正人選手の圧勝だった。


もちろん、身体強化魔法やヒールの効果もあっただろうが、それは一時的な物だし、正人選手の感性と努力の結果だな。


さやかもこの試合を見て、魔力を持たないこの世界の人への魔法の効果について色々思うところがあったみたいだ。


正人選手、世界チャンピオン戦勝利おめでとう。


◇◇◇

シャーク正人選手の視点:


世界チャンピオン戦も近くなり、俺はかなりナーバスになってきた。

日本チャンピオン戦でも、東洋チャンピオン戦でも、俺の方が格下との前評判の中でも打倒してきたし、『何とかなる』って意識もあった。


しかし、今回の世界チャンピオン戦の対戦相手のアーロン選手には全く勝てる気がしなかった。

現在世界ランク3位だが、1位、2位の選手と比べ、アーロン選手は別次元だ。

申し込みを入れた会長を恨むぜ。


アーロン選手は強すぎて、最近では試合を組むのも大変だったみたいで、会長の申し込みに即座に了解したとのこと。


ぼやいても仕方が無いので、”困ったときの井本君”ということで、連絡をしてみた。

井本君も即座にスパーリングを了承してくれたのはラッキーだった。


スパーリングの日に井本君はアーロン選手の試合ビデオをじっくり見てから地階に降りてきてくれた。

あいさつの後、俺のシャドウボクシングをしばらく観察してから、ダイレクトに意見をぶつけられた


「見違えるようでした。ただ、現時点ではチャンピオンの方が実力は上ですね。というより、かなり厳しい戦いになると感じます」


うう、俺にも分かっているが、少しはオブラートに包んでくれよ!!


今回は最初にマッサージをしてくれるらしい。

早速ベンチに横になり、井本君のマッサージを久しぶりに受ける。

相変わらず魔法のようだな。最近無理な練習をしていたので、あちこちに痛みが出ていたが、マッサージが終わると全く痛みは無くなっていた。

それどころか、身体に羽が生えたかのように軽く感じる。


その後早速スパーリングを開始する。

いつの間にか井本君の高校の練習生3人が見学している。まあいいか。


井本君は対戦相手のアーロン選手とそっくりな動きで対戦してくれる。

この辺りもさすがだな。天才というよりまるで魔法使いだ。


一ラウンド目は全く歯が立たなかった。

こちらの攻撃は余裕で躱されたりブロックされ、向うのパンチはバンバンもらってしまう。

練習用のグローブでなければひどい目に合っていただろう。


一ラウンド目が終わった後、井本君から色々アドバイスをもらったが、これが相変わらず的を得ていて、参考になった。

そして次のラウンドではもっとスピードを上げろという。


いや、俺は全力でやっていたんだから、もっとスピードを上げろって言われてもねぇ。

そう思ったが、二ラウンド目でスピードを上げるように意識したら、まるで自分が別人にでもなったかのようにスピードが出る。

さっきまで手も足も出なかったのが互角に対戦出来ている。


その次のラウンドでは、井本君はさらに一段スピードを上げてきたが、俺もさらにスピードを上げることができた。

なんだこれは? 俺ってこんなに早く動けたっけ?

スピードを上げてきた井本君に俺も追従して互角に戦えている。


第四ラウンドでは、俺の方のパンチが井本君に決まるようになってきた。

井本君が言うには、3,4ラウンドはアーロン選手より上の実力を出していたとのこと。


「3,4ラウンドは俺はアーロン選手より上の実力でスパーしてました。それを上回る攻撃とディフェンスだったんだから、自信を持っていいですよ」


いや、井本君はさすがだな。この一言で俺は今までの不安が消し飛び、チャンピオン戦に自信を持てた。


でも、あれ? 井本君はアーロン選手より上の実力で俺と対戦した?

ということは、彼は世界チャンピオンより強いということだよな?

……まあ、細かいことは気にしないでおこう。


最後に井本君はパワーストーンだ、といってネックレスをくれた。

パワーストーンか。まあ、俺も縁起は担ぐ方なので、早速首から掛けた。


それから10日間、俺は調整を兼ねて軽く練習をこなしてチャンピオン戦に備える。

パワーストーンのネックレスの効果なのか、練習により身体能力がぐんぐん上がっていく機感じがした。

練習後の疲れも直ぐに解消している。


すっかりペンダントの効果を信じた俺は、シャワーを浴びるときも、寝ているときもペンダントを付けるようにした。


そしていよいよ試合当日。

普段なら、控室では緊張でうろうろするのだが、今日は非常に落ち着いていられた。

これもパワーストーンの効果かな?


いよいよ試合が始まる。

第一ラウンドは会長の指示もあり、いつものように防御に徹して、相手の様子を見ていた。


あれ? 思ったよりアーロン選手って、スピードも威力も少なくね?

ああ、そうだ、井本君のスパーリングの第一第二ラウンドと同じ威力だな。しかし第三第四ラウンド見た速度よりは明らかに劣る。

俺はそのスパーの第四ラウンドで相手に打ち勝ったんだから、いけるな。


第一ラウンドで自信を持った俺は、第二ラウンドから積極的に打って出た。

トップギアを入れた俺にはアーロン選手は防戦一方になり、何発かパンチも入れることができた。


これはいける。


第三ラウンドからは、さらにパンチを繰り出す数を多くし、アーロン選手を圧倒する。

アーロン選手は経験豊富っだったこともあり、さすがにこのラウンドでは倒しきれなかったが、もはや風前の灯状態だな。


第四ラウンドも積極的にパンチを繰り出し、アーロン選手に面白いように有効打が決まる。

やがてアーロン選手からは全くパンチが出てこなくなった。

1分もしないうちに、審判が腕を交差し、TKO判定で試合終了となった。


やったぜ。子供のころから夢だった、ボクシング世界チャンピオンだ。

会場を見ると、両親も会長も飛び上がって喜んでいた。


井本君の姿も見えたが、彼は『勝って当然』とばかりに落ち着いて拍手していた。

さすがだな。

ホント、井本君には感謝しかない。

正人選手はついに世界チャンピオンになってしまいましたね。

正人選手の努力と魔法の相乗効果ですね。


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