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10.大賢者、従魔魔法を使う

名前:イモト シロウ(転生者)

性別:男

年齢:14


魔力:350/350


魔法:

 ・空間魔法:Lv2

 ・予知魔法:Lv2

 ・探知魔法:Lv2

 ・回復魔法:Lv2

 ・強化魔法:Lv2

 ・土魔法 :Lv2

 ・水魔法 :Lv2

 ・従魔魔法:Lv-


使える魔法のはすべてLv2まで持って行けた。


引き続き鍛錬でLv向上を狙うが、従魔魔法も何とかしたい。


この世界には魔力を持った動物、魔獣が居ないので従魔魔法が使えない。


しかし、魔獣は作り出せるのでは?と考える。

この世界の動物は人間も含め魔石を体内に有していないので魔法は使えない。


しかし前世の知識では、比較的小型の動物で、生まれてからそれほど日がたっていないのであれば魔石の移植が可能だったはずだ。


残念ながら人間では赤子を使っても移植はできないことが分かっていた。


魔石さえ準備して、生まれて間もない動物を使えば魔獣は作れるはずだ。

なので、まずは魔石を作ろうと思いたった。


前世では科学技術が発達していなかったので魔石の成分は不明であったが、宝石や鉱石の一種と思われていた。


この世界の鉱石や宝石を探れば魔石の代替えにできる物があるかもしれない。

ネットで調べて東京にある鉱石博物館に行ってみることにした。


鉱石博物館では、各種鉱石が展示されており、触れることができる鉱石も多い。

触れることが可能な鉱石にかたっぱしから魔力を注いでみる。


すると水晶が魔力を吸い込むことが分かった。

さらに調べてみると純度の高い水晶ほど魔力を吸収することが分かった。


この博物館は鉱石の販売も行っていたので、水晶の各種サイズをいくつか買っておく。


家に帰ってから早速購入した水晶に魔力を注いでみる。


最初はあまり魔力を吸収しなかったが、強引に魔力を注いだ結果、水晶は魔石へ変化したことが分かった。


魔石となった水晶は元の無色から深い藍色へと変化した。


しかし魔石ができても生まれたばかりの動物をどうやって確保しようかな?

その辺で動物でも探してみるか? いなければペットショップでハムスターか何か買ってもいいな。

でも生まれて間もないハムスターって売ってるのかな?


外に出て散歩しながら手ごろな動物が居ないか探知魔法を使いながら歩く。

しばらく歩いていると、公園の脇で弱々しい動物の気配を感知する。


周囲を調べてみるとスズメの赤ちゃんが草むらで息も絶え絶えにもがいているのを発見した。


このまま放置したら1時間もしないうちに死んでしまいそうだな。

そう思い、そっと摘まみ上げると家に向かう。


家に到着後、弱っている雀の雛にヒール魔法をかける。さらに強化魔法を掛けておく。


魔石移植は前世でもあまり経験がなく、実用性もないので一般的ではない。

自分でも魔法学校の科目でトライしただけだった。


まず雀の心臓付近の皮膚を少しカッターで切り裂く。

その後アルコール消毒液で消毒した魔石を、魔力を注ぎながらゆっくり雀の体内に埋め込んでいく。


移植はうまくいき、小豆大の魔石が雀の胸を通り抜け心臓の横に定着したことが分かった。

ヒール魔法で皮膚にできた傷を治しておく。


ネットで調べた方法で、スズメに餌を与える。

魔石が定着したからか、雀は急激に元気になった。


自分のステータスを確認すると、従魔魔法が”Lv-”となっていたものが”Lv1”に変化していた。


スズメも元気になっていたのでさっそく従魔魔法を使ってみる。

紙に従魔魔法の魔法陣を描き、スズメをその上に乗せてテイムしてみる。


光がスズメを包み込み、テイム成功。

スズメはこの世界で初めての従魔魔獣となった。


名前は見つけたとき弱々しくピーピー鳴いていたのでピッピとした。


「お前の名前はピッピね。これからよろしく」


「チュン」


見つけたとき瀕死の状態だったピッピは魔石を移植され、栄養も補給できたので急激に元気になった。


探知魔法で調べてみると魔力もしっかり宿していた。

従魔となったので、ある程度の意思疎通ができるようになった。


ピッピは瀕死の状態から助けてもらったことを認識しており、俺に対して非常に感謝の念を抱いていた。


今日はピッピも疲れているだろうから、明日から訓練しよう。

ピッピに寝床を作ってやり、餌と水を置いておいた。


ピッピは食欲旺盛だ。


◇◇◇


今日は朝からピッピの訓練と従魔魔法の訓練だ。


昨日はまだ産毛で覆われていたピッピだったが、一晩で羽も生えそろったようだ。魔獣は成長が早い。さらに寿命も非常に長くなる。


この子も従魔の状態を維持すれば十年は生きると思う。


ピッピは見た目は普通の雀だが、魔力を有しており、探知してみると強化魔法と予知魔法が使えるみたいだ。

屋外に放って、トンビや鷹に襲われても負けないだろう。銃で撃たれない限り死なないと思う。

まだ雛の状態なので魔力は弱いが、少し訓練したら強くなるだろう。


まずは飛ぶ練習だな。

雛の状態だったが、魔獣となったピッピは成長が早い。


餌をいっぱい食べてこの日の夕方には少し飛べるようになってきた。

意思の疎通も問題なくできる。


まだ完全ではないが俺が伝えたいことをピッピは理解しているし、ピッピの考えていることも概ね把握できる。


この日はずっと自宅でピッピと戯れながら過ごした。


かわいい!!

何より、現時点で魔力を有した生き物はこの世界でピッピだけなので連帯感を感じる。


今回の移植でなんとなく感じたが、もう少し大きな動物への移植は成功しないのではと感じた。


前世では先天的に魔石を有さない子供がまれに生まれることがある。

魔石を持たないと魔法が使えないため、生きるのが非常に困難になる。

そのため、過去何度も人間に対して魔石移植が挑戦されてきていたが、一度も成功していない。


逆にネズミサイズの小動物には成功例が多い。

しかし犬や猫のサイズだと成功例はない。

結局小動物を魔獣化してもほとんど意味がないので、魔石の移植はほとんど行われていなかったのだ。

この世界でも傾向は同じだろう。


明日もピッピの訓練だな。


主人公はスズメとはいえついに仲間を得ました。

ピッピはこれからちょくちょく活躍していくだろうと予想されますね。

励みになりますので、面白いと思った方、ブックマーク、ポイントをつけていただけると嬉しいです。

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