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101.襲撃

先日ヘスティア―計画のメンバーが狙撃されそうになった件の捜査は遅々として進んでいなかった。

暗殺実行者は事件の首謀者と繋がっておらず、情報はそこで途切れていた。


市警察はもちろん、米国のFBIもCIAも首謀者を探していたが、未だ手掛かりすら見つかっていなかった。


メーティスも情報収取を行っていたが、未だ首謀者にたどり着けないでいた。

どうやら、首謀者はFBIやCIAの傍受を恐れ、インターネット経由の電子メールや音声通話は使っておらず、口頭指示や手紙などで暗殺者に指示していたらしい。


メーティスも万能ではない。

それでもかなりの所まで調査出来ていた。

どうやら新興宗教団体らしく、武装している模様。

だた、詳細は全く不明で、本部の位置やメンバーの詳細までは突き止められていないようだ。


この日はヒューストン郊外の魔力通信施設の建設現場へ打ち合わせと、アンテナのオリハルコン化も兼ねて来ていた。


前回試作したのは直径5mのオリハルコン・パラボラアンテナだったが、ここに建設中なのは直径20mの巨大なアンテナだ。

魔力通信設備はアバドン転移の宇宙船2機との通信用に2機設置予定だ、


前回の試作アンテナではステンレス鋼の1枚板で作られていて魔力の注入量が非常に大きかったが、実験の結果、一枚板でなくても網のタイプのステンレスで十分機能することが分かったので、アンテナ本体は網目状のステンレスとなり、かなり軽量化出来ていた。

魔力の注入量も少なくて済んだ。

今日中にオリハルコン化は終わりそうだった。


俺とさやかとで手分けして魔力注入を実施している。

襲撃者の件もあるので、周囲には武装した兵士が警戒をしていた。


俺たちは独自に従魔化したドローンも多数展開して周囲を警戒させる。

ドローンの制御と、カメラで不審な人物が居ないかを確認する作業もメーティスに任せている。


さらに、橋本さんにも協力してもらい、敵対する人物が周囲に居ないかを探知してもらっていた。


真っ先に異変に気が付いたのは橋本さんだった。


「井本君、ここから南に8Km離れた所に私たちに対する敵意をむき出しにしている集団が居るわ」


「えっ? そんな距離まで探知、っていうか、相手の心を読めるの? すごいね」


俺は早速上空を警戒しているドローンを南の方向に移動させる。

このドローンは軍用にも使用可能な高性能な物で、時速100Kmで移動可能だ。

数分でその集団の上空まで移動できるはずだ。


同時に護衛を担当している軍の班長にその旨を伝え、周囲に展開している兵士の何人かが慌ててジープで南の方向に向かっていった。


「私も予知魔法で危険が察知出来たわ。もうすぐ攻撃してくるわね」


メーティスからも連絡が入る。


『ドローンが敵上空に到達した模様です。迫撃砲を3台ほど準備しているようです』


俺も映像で確認できた。

しかし、なぜ予知魔法で直前まで探知できなかったんだろう?

人による攻撃は予知魔法で探知しにくいが、すでに発射準備中ならとっくに探知出来ていたはずだ。


そんな疑問も浮かんだが、悩んでいる暇はない。敵は迫撃砲の準備が整い、すでに発射寸前となっているので、その対応が最優先だ。


今でははっきり予知魔法で危険を察知できる。

何とかしなければまずいが、あいにくドローンは偵察用で、攻撃武器を持っていない。

電撃攻撃ができるピッピも送っておけば良かったが、ピッピは日本でお留守番中だ。


『メーティス、迫撃砲の発射直前にドローンを迫撃砲に突入させろ』


『了解しました』


迫撃砲を操作している奴が砲弾を挿入しようとした瞬間、ドローンからの映像が大きく揺らいだ。

次の瞬間、ようやく現地に到着したもう一台の別のドローンの映像に切り替わった。

そこにはドローンが発射寸前に迫撃砲に向かって降下していることが確認できた。


ドローンは迫撃砲の発射口をふさぐ形で上空から激突し、衝突と同時に発射された砲弾と激突する形となり、ドローンと衝突した迫撃砲砲弾はその場で爆発した。


迫撃砲周辺にいた敵は、爆発に巻き込まれ吹き飛ばされていた。


あぁ、これじゃぁ彼らから情報を引き出せないかもな。

現場に向かってもう一台ジープを向かわせるとのことだったので、俺も便乗することにした。


道なき道を現場に向かって移動し、15分後には到着した。

既に到着していた兵士により、敵は一カ所に集められていた。

敵の数は5人で、4人は既に死亡、1名はまだ息はあるが助かりそうにないとの事。


俺たちを殺そうとしたやつなんぞ助ける気は無いので、ハイポーションやエリクサーを与えるつもりはない。

さっさと情報を引き出そう。

俺はまだ息のある奴の額に手を当てて探知魔法を使い情報を引き出す。


実行部隊のこいつらは下っ端で、あまり情報は持っていないな。

やはりこいつらは新興宗教の教団みたいだ。

それでもこいつの上司にあたる奴の情報と宗教団体のある程度の情報は入手できた。


ボストンを本拠地にする宗教団体で、団体の名前は”True dark”日本語でいうと「真闇教」ってなるのか?

どうやら”世界は滅び闇に支配されるが、自分たちだけは生き残る”、的な教義を持つ集団らしい。

信者から金を集めボストン郊外にかなりの規模のシェルターを作っているらしい。


俺はゲットした情報をメーティスに念話で送る。


『この情報を元に、真闇教を調査してくれ。ついでに大統領補佐官にも情報を渡しておいてくれ』


『了解しました』


敵兵の頭脳から得た情報に、俺たちに対する攻撃方法も含まれていた。

攻撃する寸前まで、まったく別のターゲット(今回は俺たちとは反対方向の丘の上

)として準備する。

そして、攻撃準備が整ったところで命令書を開いて真の攻撃対象を確認して、ターゲットを変更し、速やかに攻撃する。


なるほど、この方法だと直前まで攻撃目標が違うのだから、予知魔法での危険察知に引っ掛かりにくいな。


魔法を使えないこの世界の人間が、ここまで予知魔法の弱点を知っているとは驚いた。

俺とさやかの予知魔法の能力についてはこの世界の人物の何人かには話してあるが、その情報がどこかで漏れているようだ。


それにしても、魔法を使えないこの世界の人間が、予知魔法について情報を得たにしろ対策まで講じてくるとは大したもんだな。

この団体に関しては油断しないでおこう。


俺がアンテナ建設現場に戻ると、さやかが既にアンテナ本体のオリハルコン化の作業は完了していた。


「さやか、オリハルコン化作業ありがとう。一人で大変だったろ?」


「ううん、アンテナが一枚板から網になったので注入魔力量は少なくて済んだから大丈夫」


「うん、それで、敵対してきた宗教団体だけど、どうやらヘスティアー計画のメンバーの中に情報を外部に漏らしている人が居るみたいなんだよな。直ぐに調べてみようと思う」


翌日にヘスティアー計画スタッフとの打合せがあるので、今回はビデオ会議での出席ではなく、ワシントンの本部に直接顔を出すことにした。


◇◇◇


翌日、俺はさやかと橋本さんを伴って、ヘスティアー計画の会議に参加する。

主なメンバーはそろっており、予定通り会議は開始された。


本番用ロケット組み立て、新型イオンエンジンの組み立てと検証、魔石搭載の宇宙船の組み立てなど、全体的に順調に進んでいた。

各自の報告が終わった後、俺が口を開く。


「ご存じかと思いますが、昨日ヒューストンでの地上アンテナ設備の設置場所で、襲撃を受けました。襲撃は未然に防ぐことができましたが、敵はボストンに拠点を持つ宗教団体で、こちらの情報が筒抜けになっている可能性が高いです」


会議室に居た全員がざわついた。


「奴らは魔法の特性についての情報を持っていると思われる行動をしておりました。そのため、昨日の襲撃を防いだものの、かなりきわどいタイミングでした。ここに居るスタッフから情報が漏洩した可能性もあります」


そこまで言うと俺は橋本さんに目配せする。

橋本さんはかすかにうなずいてから目を閉じ意識を集中させ始めた。

会議室のメンバーはお互い顔を見合わせざわざわしている。


『橋本さん、この中に怪しい人物はいるか?』


しばらくして橋本さんから念話で報告があった。


『秘書のケイトさんの心を読みましたが、彼女は教団のメンバーです。彼女から情報が漏れています』


『そういうことか、初期のころからすべての情報が漏れていたんだな。他に怪しい人物はいないか?』


『この部屋の中では彼女だけね』


魔法に関してはある程度プロジェクトメンバーと共有しているが、橋本さんの超能力に関しては全く公表していない。

秘書のケイトは、超能力で心を読まれているとは思いもせず、必死に対応を考えているようだ。

橋本さんが読み込んだケイトの心を、橋本さん経由の念話でリアルタイムで知ることができた。


さりげなく会議室から出ようとしていたので呼び止める。


「ケイトさん、情報を漏らしたのは貴方ですね」


「えっ?なんのこと? 私は知らないわよ」


「もうすべてが分かっていますので、事情を聞かせてください」


彼女は今までの温和な表情からは想像できないほどの醜い怒りの表情を浮かべたかと思うといきなりハンドバックから小型の拳銃を取り出すと、俺に銃口を向ける。


「うるさいわね。この世界で生き残るのは選ばれた私達だけなのよ」


銃を構えた彼女を見たSPの動きは素早かった。

素早い動きで彼女にタックルをかまして押し倒し、拳銃を奪う。

おぉ、さすがプロだな。反応が早い。


俺は押さえつけられた彼女に近づき、額に手を当てる。


「私に触れるな。この化け物が!」


ケイトは口から泡を飛ばして罵倒してくるが、前世での犯罪者の取り調べではよく経験した光景だ。俺は全く意に介さず淡々と彼女の意識を探知魔法で探る。


なるほど、彼女は教団の中でもかなり上の地位にいたんだな。

そのおかげで教団に関して色々情報を入手できた。


通信用アンテナ施設だけではなく、ロケット組み立て工場や宇宙船の製造工場の襲撃計画が進んでいるようだ。

これは直ぐに対策行動しないとな。


『橋本さん、この部屋に他に教団関係者はいるか?』


『いいえ、ケイトさんだけみたいです』


『ありがとう。メーティス、今得た情報を念話で伝えるので、整理して大統領補佐官に直ぐに伝えてくれ』


『了解しました』


俺は橋本さんの念話に乱れがある事に気が付いた。


『橋本さん、なんか念話に乱れがあるけど大丈夫?』


『あ、分かりました? 実は”この化け物が”とケイトさんが叫んだ時に、ちょっと過去を思い出して』


どうやら子供のころに心を読まれた大人から同じような罵声を浴びせられたことが多々あったようだ。

要するにPTSDってやつだな。

俺は橋本さんに近づくと背中をさすりながら言葉で伝えた。


「大丈夫。あの言葉は俺に向かって言われたことだし、橋本さんは俺たちの大切な仲間だよ」


橋本さんはそれを聞いて安心したように嬉しそうに笑ってくれた。

橋本さんの笑顔ってめったに見ないけど、かわいいな。

そう思った瞬間、彼女が顔を真っ赤にした。


あ、そうか、心を読まれちゃたな。

でも、本当にかわいいと思うよ。これからもその笑顔を時々っ見せてね。

さらに心でそう思うと、彼女はますます顔を真っ赤にしていた。


◇◇◇


橋本さんの視点:


井本君とさやかさんとでヘスティアー計画の会議に参加している。

私のミッションは読心術で怪しい人物が居ないか探ることだ。


外国人がたくさんいるところでも、心の中で考えている内容は分かるのだが、英語でしゃべられるとかなり戸惑ってしまう。

いつも注意していた心の中の声と実際の声との区別がつかなくなってしまい、聞き取ることが簡単な心の声を優先的に聞いてしまうことが多々あり、失敗したことが何回かあった。


最近ようやく英語にも慣れてきて、対応できるようになってきた。

魔石ペンダントによる知力強化ってすごいわね。


今日は例の宗教団体の仲間がいないかを探るように井本君から指示を受けているので、意識を集中して確認してみる。

会議中は特に反応は無かったのだが、会議の最後に井本君から、


「ここに居るスタッフから情報が漏洩した可能性もあります」


との一言で会場内の人の感情が大きく揺らいだことが感じられた。

その中でも特に動揺している感情を見つけたので、確認してみるとケイトさんだった。


まさかケイトさんが? と思い、近づいて更に確認してみるとはっきりと彼女の意識を認識できた。


『まさかバレた?、いや私が教団に情報を流していることは分からないはず。でも彼は化け物だから分かってしまうかも。 この場から離れないと』


そうか、彼女が情報を漏洩させてたのね。

犯人が分かったが、”化け物”という単語に思わず動揺してしまう。

幼いころから何度も周囲の大人に投げかけられた言葉だ。


『橋本さん、この中に怪しい人物はいるか?』


井本君から念話が来る。


私はなんとか心を落ち着かせて動揺を抑えて返答する。


『秘書のケイトさんの心を読みましたが、彼女は教団のメンバーです。彼女から情報が漏れています』


井本君がケイトさんを問い詰めると彼女はいきなり拳銃を取り出し井本君に向けて構える。

危ない! と思う間もなく、SPによってあっという間にケイトさんは取り押さえられてしまった。


「私に触れるな。この化け物が!」


ケイトさんの言葉が更に私の心に突き刺さる。

あぁ、子供のころから何度この言葉を聞いたことか……。


ここしばらく井本君と行動を共にしていて、あまり他の人と関わりなかったので久しぶりにこの”化け物”という単語を聞いて動揺してしまう。


するとそれを察したのか井本君が私に近づいてきてそっと背中をさすってくれた。


「大丈夫。あの言葉は俺に向かって言われたことだし、橋本さんは俺たちの大切な仲間だよ」


その言葉を聞いて私は動揺が収まってきた。

井本君と仲間になれて本当に良かった。

私はいつの間にか笑顔になっていたみたいで、井本君の心の声が流れこんでくる。


『橋本さんの笑顔ってめったに見ないけど、かわいいな』


それを感じ取った瞬間、私は顔が真っ赤になってしまった。

自然に笑顔が出るなんて、いつぶりぐらいだろう?

顔が真っ赤になった私を見た井本君の心の声が更に流れ込んでくる。


『あ、そうか、心を読まれちゃたな。でも、本当にかわいいと思うよ。これからもその笑顔を時々見せてね』


井本君にそう思われていると分かり、私はますますうろたえてしまって、更に顔が真っ赤になってしまった。


実は今までに私は恋をしたことが無い。

男性の欲望むき出しの心を覗いてしまうととても恋なんてできなかった。

今までも”笑顔がかわいいね。”と言ってくれる男性は何十人もいた。

もちろんほとんどは本心からの言葉だが、その心内は、卑猥な妄想と連動していることが多かった。


しかし井本君は身体こそ私とほぼ同じ年だが、生きていた年数が120年を超えており、その影響で女性に対して性的な感情を持たないようだ。

そんな井本君に卑猥な妄想無しに”笑顔がかわいい”と言われ、心の中がほんわかした気分になっちゃった。


◇◇◇

主人公視点:


メーティスからの情報を受けた大統領補佐官の動きは素早かった。

ヘスティアー計画を確実なものにするため、軍の特殊部隊に護衛任務を依頼していたが、その部隊長に直ぐに連絡を入れ、教団による破壊工作の阻止を指示した。

更に、教団そのものを消滅させるようにも指示したのである。


人類の危機を回避するためには、危険因子は徹底的に排除するという意思が感じられる。


ケイトから得た情報から、ロケット組み立て工場と宇宙船製造工場の襲撃日時も分かったので、その日に合わせて特殊部隊が動くことになった。


万が一のことがあれば、ヘスティアー計画が間に合わなくなるので、一応俺も同行することにした。

俺は重要人物だから、”あまり危険な真似はするな”、とヘスティア―計画のトップのトンプソンさんには怒られてしまったが。


フロリダのロケット組み立て工場とロスアンジェルスの宇宙船製造工場との同時攻撃を計画していたので、俺はフロリダに、さやかをロスを担当することにした。

特殊部隊に任せておけば大丈夫かと思うが、俺たちも微力ながら戦力になるかと思うし。


今回は武器搭載の軍用ドローンを俺とさやかで2台づつ貸してもらった。

そのドローンのUSBの差込口に、最近開発した魔石搭載の制御回路を組み込んだUSBドングルを差し込む。


これは、USBの口を有するほとんどの装置を従魔化できる優れもので、さやかが考案して台湾のTEI社に製造させたもので、USBの端子を有する装置なら改造しなくても従魔化できるので便利だ。


前に出ると護衛のSPがうるさいので、攻撃部隊の一番後ろの方で待機する羽目になったが、ドローンの視界共有で最前線の様子はうかがえた。


敵は前回のアンテナ設備襲撃失敗の教訓から、更に大規模な人員と武器で構成されていた。

迫撃砲が5機で、メンバーは6人で全員マシンガンで武装している。

更には迫撃砲を大型トラック4台で周囲を囲み、そのトラックの上にも武装した兵士がいる。


それら敵に対し、こちら側の護衛部隊側は無人攻撃機のプレデターを繰り出してきたみたいだ。


こちらの司令官が「攻撃開始」と命令を出した瞬間、プレデターからの空対地ミサイルのヘルファイヤー2発が敵陣地に向け発射される。


俺はその様子をドローンの画像でみていたが、敵はミサイルによってトラック共々吹き飛ばされた。

そこへヘリで降下した特殊部隊の兵士が到着し、完全に制圧された。


なんだ、あっけないな。まあ米国軍が本気で対応し、しかも国内なんだから強くて当然か?

俺はもう一台のドローンで他に敵が居ないか周囲を警戒してみる。

その時メーティスから念話が入る。


『南側の林の中から未確認の電波を検出しました。確認してみてください』


俺はメーティスに示された林の方向にドローンを移動させる。

林の上空でしばらく確認していたが、最初に見つけたのはやはりメーティスだった。


『やや東よりに敵らしき姿が見えます』


ドローンを操作して近づいてみると、居た!

迫撃砲は1台だが、兵士が3人で発射準備をしている。


『メーティス、護衛兵に連絡しろ』


『了解しました』


『もう発射直前っぽいな。時間が無いから攻撃するぞ。メーティスやれ』


『攻撃開始します』


俺はドローンの操作を全面的にメーティスに任せた。

メーティスは淡々と操作を行い、搭載爆弾の照準を敵に合わせる。


『照準合いました。発射指令をお願いします』


俺がドローンに対し発射指示を出すと、ドローンから落とされた爆弾は正確に迫撃砲に直撃し、爆発。

敵兵士が抱えていた迫撃砲弾も誘爆し、大爆発して周囲に居た敵兵も吹き飛んだ。


俺はさやかに念話で連絡する。


『そっちはどうだ? こちらの敵は2手に分かれて行動していた。そちらも注意するように』


『こちらも敵をせん滅中だけど、別部隊までは確認できていないからすぐに確認するわね』


向う側でも敵は別同部隊がいたらしく、さやかとメーティスの活躍で、せん滅はできたみたいだ。


◇◇


事態を重く見た米国大統領が、翌日True-Dark教団をテロリストと認定し、非合法化する大統領令に署名し、せん滅を指令した。

襲撃者は宗教団体でしたね。

主人公と米軍はどのように彼らを殲滅するのでしょうか?

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