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冤罪   作者: はるあき/東西
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婚約破棄

2021年2月から書いていた話です。

 学園で卒業を祝う舞踏会が開かれていた。


 今年はこの国の第一王子ランスとその又従姉妹であるウェットダン公爵令嬢メッツアが卒業生として、王弟のカンタス大公令息サライスとウェットダン公爵令息ナニエルが在校生にいるため盛大に行われた。


「メッツア・ウェットダン、そなたとカンタス公令息サライスの婚約を本日を以て破棄とする」


 この国の第一王子ランスの声が響く。

 その側には、ランスの従弟でもあるサライス、メッツアの弟のナニエル、父親が近衛団長を務めるスーマ伯爵令息ハミル、ナニエルの乳兄弟のエタサ、メッツアとナニエルの従姉妹のタナビタ子爵令嬢クーイラサの姿があった。ハミルはランスとメッツアと同じ卒業生、エタサとクーイラサはサライスとナニエルと同じ学年の在校生だ。

 メッツアの婚約者であったサライスはすっと前に出た。


「メッツア、そなたは学園で従姉妹のタナビタ子爵令嬢クーイラサを虐めていただけではなく、数々の悪行に手を染めていた」

「サライス! それはまだ疑いだ! 今はクーイラサへの行いだけだ!」

「証拠もある!」


 ランスの制止の言葉を無視し、サライスははっきりとメッツアの罪を会場中に響くように叫んだ。


「売春、誘拐、麻薬、人身売買、殺人、あらゆる犯罪の元締め的存在であった。その罪は死を以てしても償いきれない」


 こうして、希代の悪女といわれたウェットダン公爵令嬢メッツアは近衛兵に引っ立てられ、舞踏会が行われていた大広間から姿を消した。

2021年は大変お世話になりました。

拙い話をお読みいただきありがとうございます。

連載途中の話も書き進めていきたいと思いますので2022年もお付き合いをよろしくお願いします

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