9 和風な村
萌夏とリリスを仲間にした猛はブラットシティで魔王軍の幹部の一人をギャグ要素全開で倒したのである……そして、次に猛達が向かう場所それはカンザキビレッジである。
[ったく……結局空を飛ぶのは禁止のままなのかよなぁ]
そう、萌夏を仲間にして以来空を飛ぶのは禁じられたのである、その為移動がとても不便なのである。
[当たり前よ猛……私だけじゃなくリリスまで置いていくつもりなの?]
萌夏は正論を猛に告げるのである、勿論猛は空を飛んで移動出来ないため少し不満げだ
[それより猛……今は何処に向かっているのだ?]
リリスは猛に質問をした
[良くぞ聞いてくれました……次に向かう所は、新たな仲間探しの為にカンザキビレッジに向かいます!!]
一人でドヤり拍手をしながらリリスに答えるのである
[カンザキビレッジってあの和風な村の事?]
萌夏は疑問形で質問をしたのである
[そうそう、そのカンザキビレッジさ、そこには巫女が居るという情報を聞いたからな……これは俺の本能が仲間にするしかないと命令するのだよ]
何時どこでそんな情報を手に入れたのだと思わんばかりの解答をすらすら言う為二人は少し驚いているである、その行動力はどこから湧いてくるのかと言う感情を抱きながら。
[巫女を仲間に加える必要があるのか?ただでさえ萌夏と私が居るのに、猛はまだ仲間は必要なのか?]
必死に言うリリス……これには一体どういう意味があるのか分からないが猛はこう答えるのである
[いや、そろそろ俺と同じぐらいの身長の娘を仲間にしておかないと……俺がロリコ……ゲフンゲフン……バランスが悪くなるだろ……だからだよ……一先ず巫女を仲間にしたら一旦はそのパーティーで魔王軍壊滅をさせるつもりなんだよ]
そう、この男 無双 猛 は世間を気にする男であるのだ、今、猛と旅しているのは年齢はともかく二人とも猛より身長が低いのだ……そのせいでいつ世間からロリコン扱いされてもおかしくない状況なのである、そう言った扱いを受けないためにも巫女を仲間にする必要があるのだ……しかし、巫女と言っても百パーセント身長が同じな人がいるとは限らないからまだ安心は出来ないのだ
[なるほど、猛がそういった考えをしていたなんて、少し見直したわ、確かに私と猛とリリスだと少しバランスが悪いもんね、分かったわ……私は猛について行くと決めたから……ついて行くわ]
萌夏はこう答えてくれるが……実際少し心が痛いのである、そう感じる猛にリリスは
[猛……もしかしてだが……ロリ……]
そう、リリスは猛がロリコンでは無いのかお言おうとしている、それに気づいた猛は
[はい、リリス、ストップ……やめようね]
猛はリリスの口を手で塞いだ
[ムグッ……何をするのだ猛]
流石のリリスも少し怒ったのである、しかし猛は
[そういうのは本当に良くないからねーー、ハッハッハッ]
不自然な笑いをする猛に察したリリス、突然の猛の今の行動に少し頬を赤らめる萌夏であった。
[コホン……すまない少し取り乱したな……まぁ、ともかく、猛が行くというのなら勿論私もついて行く]
こんな感じで何気ない会話をしながら歩きカンザキビレッジを目指す三人であった。
そしてかれこれ約一日が経ちようやくカンザキビレッジに着いた猛達
「カンザキビレッジ」
[はぁーーーー、ようやく着いたー]
[長かったわね]
[あぁ、ブラットシティに居てる頃はこんなに歩いた事が無かったから、流石に疲れた]
三人は疲れ気味であった……流石に休憩しながらと言えどもずっと歩いていたのだから無理もない
[空を飛べないなら、そろそろテレポート系統の技でも覚えようかな]
突然猛は言った、無理もないこれ以上歩くのは懲り懲りなのだから。
そんな事を言いながら、カンザキビレッジを見渡しているのである、見渡す限りこの村は和風な建物が目立つのである、そして一番目に入るのは神社である、そうここにきっと巫女が居るのであるそう確信する猛であった
次回、新メンバー登場!
少しネタが思いつかないので思い着き次第書きます