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8 爆発オチ

「元リリス城」

この俺、無双(むそう)(たける)は二人の仲間と共に魔王軍の幹部であろう者に乗っ取られた城の前に来ていたのである。


[なぁ、猛よ、元私の城とは言えどもどうやって攻略するつもりなのだ?]

リリスは疑問形で質問をしてきた、それもそのはずだ、猛は魔王軍と戦わずに勝つと堂々と宣言したのだから、それなりの作戦があると思われがちであろう……しかし、そんなのこの男の前では無に等しいのである、その為そんな期待できるような作戦なんてないのだ


[そんなのは簡単だよ、言っただろ城を破壊するって……]

城を破壊すると簡単に言うものの、それをどう実行するかが問題だこれに対して萌夏は


[破壊すると言ってもどうやって?私の火炎龍でも破壊までは出来ないわ]

火炎龍……そう、あの火炎龍だ、猛に対して放った物の暑いの一言だけで済まされた火炎龍だ……その事を思い出した萌夏は

[うぐっ、火炎龍って口に出したら急に自信が無くなりそう……]


[おいおい、大丈夫かよ萌夏……安心しろって言ったじゃん、あれは俺が特殊なだけだって]

そう、猛はギャグ体質だ、だから効かないのは当然だ……

萌夏はしょげたのである、それに対して猛はアフターケアとして

[後で、癒してやるから待っててくれよ萌夏]

この言葉で萌夏は少し照れながら


[うん、分かった猛が言うなら楽しみにしてる]

これに対してリリスはこう答えた


[なんじゃ、猛と萌夏はいつもこんな感じなのか?]

と答える……ある意味正解だ


[さてと、いつまでもこんなやり取りをしてると見つかりそうだからちゃっちゃと終わらせますか……なぁ、リリスよ、リリスは結界魔法とか使えるか?]

少し真面目そうなトーンに対してリリスは


[あぁ、使えるが、それがどうしたんだ?]

不思議そうに聞くリリスに猛は


[じゃあ、発動よろしく……じゃないと周りの街に被弾音……じゃなくて花火の音が漏れてしまうからな]

明らかに被弾音と言っていたのだが敢えて気にしない二人であった……リリスは猛の問に対してすぐさま結界魔法を唱えるのであった


[我が意志に応えよ……バリア]

リリスは呪文を唱えた……この呪文を唱え終えると街全体をバレない透明な結界が張られたのである

[防音性も効果は絶大だから周りに音が漏れることはない……それで猛一体これでどうするの?]

これまた不思議そうに聞くリリス……それに対する猛は不気味な笑みを浮かべた……


[ふふっ、二人とも良く見な、あそこ窓が開いてるだろ]

そう言い指を指すのである……それがなんだと思われるが次の瞬間

[そこにコイツを豪速球で投げるんだよ]

そう言い二人にある物を見せた……そしたらこの反応である。


[えっ、猛……それって……]

萌夏は言葉を失いかけていた、それもそのはずだ


[猛よ……それは、手榴弾ではないか]

リリスが答えてくれた……そう、猛が持っていたのは簡単に言えば爆弾だった……どこで手に入れたなんて明確だ手に入れたんじゃなくてご都合主義で持っていたのだ、なんとなく予測が着いていた二人に猛はこう言った


[さぁ、二人ともたまやー、と言う準備は良いな……それじゃあ行くぞー]

そう言うと、野球のボールをバッターに投げるかのような勢いでこう言いながら投げたのだ

[喰らえ……超必殺、ご都合主義爆弾豪速球シュート]

長ったらしい名前の必殺技を叫び投げた手榴弾は時速約200kmと言う豪速球で城の窓に向けて投げられたのである……そして、普通に窓から入り数秒後に


「ドカーーーーーーーーーーーーン」と、城が崩壊する勢いで爆発したのだ……勿論、魔王軍の幹部の生息なんて分かるわけもないがこの爆発だからきっと倒せたであろうと思い猛は


[ふぅ、すっとしたぜ……ん?二人ともどうしたんだ?]

そう、この爆発に二人は唖然してこう言った


[爆発オチなんて……最低]

こうして、魔王軍の幹部であろう一人は塵と化し、魔王軍壊滅の一歩も進んだのである、こうして改めてリリスが加わり次は、巫女が居るという情報を手に入れた猛御一行はカンザキビレッジと言う場所に向かうのであった……これが魔王軍壊滅の一歩で良いのかと思うが、これがこの世界……何でもありなのだ……この勢いだとラスボスはまだ先だがきっとこうなるであろう。

次回は巫女が加わります……そして、2章間近です、一先ず巫女も加えて四人スタイルにしますそして、巫女はロリじゃありません

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