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5 オアシス

荒野を歩く事約一時間、やっとオアシスを見つけたのである、しかしそれと同時に猛は既に暑さにやられ枯れそうになっていたのである。


[水……水が欲しい……じゃないとここで終わってしまう]

顔の艶めきは既に無くなりかけていたのである、萌夏は流石に心配してくれたのである。


[だ、大丈夫猛?、ちょっと、こんな所で倒れないで欲しいわ]

それもそのはず、こんな荒野なんかで倒れてしまっては、魔王軍の所には辿り着けないのであるから当然である。


[オアシスまで……もう少しだ……それまで……耐えるしか……ガクッ]

遂に、遂に暑さで負けてしまったのである、ギャグ体質だから安心していたがその安心は一気に不安に変わってしまったのである、これには流石の萌夏も


[ちょっと……しっかりしてよ猛ーーーーーーーー]

萌夏は叫んだ、しかし、気絶している為声は届かないのである。


[仕方ないわね……こうなったら私が運ぶしかないわ……でも、猛、私より身長が圧倒的に高いから持ち運べるか心配だわ……いやいや、そんな事を言っている場合では無いわ……早くオアシスの水を飲まして復活させないと]

そう言い、猛を担ぎオアシスの水飲み場まで運んだのである……猛とは身長の差があり、流石の萌夏も疲れたのである。


「オアシス」


オアシスに到着し猛に水を飲ませようとしたのだが、猛は気絶している為、簡単に飲ます事は出来なかったのである、このままだと猛は死んでしまう恐れがあると感じた萌夏は必死に考えた…………

そして、最終的に考えたのは……キスだ!!

キス……つまりは接吻だ……普通なら恥ずかしくてそう簡単には出来る技では無いのだが、やらねばならないと言う使命感になり、萌夏はオアシスの水を口に含み、猛の口元にキスをしたのである。


[チュッ………]

キスの音が聞こえる、そして水を飲む音も聞こえる、これは生き返る音であった。


[ぷはぁ……んなっ、ここは何処だよ]

猛は生き返った……しかし、キスからの生き返りだったので萌夏は顔を真っ赤にしながら少し距離を取った、それを見た猛は


[萌夏……もしかして俺を救ってくれたのか?……]

そう聞くと萌夏は


[うん、倒れてたから……キ……キスで]

恥ずかしそうに答える萌夏である。それに対して猛はこう考えた……

キス……つまりは接吻……ハーレムか、完全に俺に惚れてる可能性大。

そう、思考が完全にハーレムだったのだ、雰囲気が台無しである。


[キスで俺に水を飲ませてくれたのか……ありがとう萌夏、お礼に何か一つ出来ることならなんでも聞くよ]

そう、恩を仇で返すような事はいくらギャグ体質な猛でも出来ないのである、それに対して萌夏の返答がまさかの答えだった。


[わ、私のファーストキスを奪ったから……私と付き合って]

そう、つまりこの答えはハーレム計画の第一歩が成功した事になる……この答えに猛はすかさず


[萌夏がそれでいいなら、喜んで]

即答である……こうして、ハーレム計画の第一歩が進み、魔王軍壊滅の道へと進んでいくのであった。

早い展開でハーレム計画が進みますwそして、ファーストキスがまさかの蘇生術とは予想がつきますよね、こんな感じで妄想が続くのでご了承くださいねw

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