灰色の
空。
灰色の そら。
僕の眼前には蝶が舞う
ひら ひらひらひら
色が変わる
透明なのかもね
ああ そうか
だからみんな僕をばけものって呼ぶんだね
そこにある
確かにそこにあるものを
僕は 感じていて
それは紛れもなくリアルで
あっ
また
今度は音がみえるよ
さらさら更紗
布が泳いでる
キラキラ水滴を撒き散らしながら
それは少し色鮮やかすぎるくらいのカラフル
ね。
みて。
かんじて。
それはほんもの。
僕はばけものなのかもしれないね。
それはみとめよう。
だけれどほんとうにあるんだ。
そこにあるものだけは どうか
うたがわないで。