意味のない始まり
あれ、ここってどこだろう?
真っ白だ。
なんだかふわふわした気持ちだ。
僕はどうなったんだろう?
確か寝ている猫を助けようとして……
ああ、そうか僕、死んだんだ。
思い出した。
あの時。
死ぬ直前で、
年老いた老人が笑っていた。
そっか。全ては必然で、こうなる運命だったんだ。そう考えると僕は。
どうしてもこの運命を受け入れられない。
そう思った直後。
僕を中心に世界が音も無く崩れ落ちていく。
『そうか。君はその結末を望んだのか。まあ、それもいいだろうね』
声が、聞こえた気がした。
でも。
僕はもう。
翌日。世界は再構築された。
どうしても意味が知りたい方はメッセージを。そのときはお答えします。