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四話~オオカミの森と赤い頭巾①~


最初に向かうのは【オオカミの森】名前からしてあまりいい予感はしない


道中俺は少し冷静になりアリスに気になったことを聞くことにした


どうやらアリスはスイッチが入るとちょっとあれなだけでそうでなければまあ普通なようだ


『な、なあ質問なんだがなんで俺の名前を知ってたんだ?それに俺みたいに知識もほとんどないプレイヤーをつれていっても足手まといじゃないか?』


今までなんとなく流されていてスルーしていたが、アリスは俺が初心者ユーザーであることとユーザー名まで知っていた


それにいくら監視が少ないからとはいえ対抗できるだけの力が初心者ユーザーにあるとは到底思えない。結局俺しかいないのに行く気満々だし


「ああ、いってなかったけ?私は本来このパンドラのハコを監視するのが役目なの。初心者ユーザーが困ってたら助言するお助けキャラだし目に余る違反行為をしたプレイヤーには警告したりもする。だからここにはプレイヤー全ての情報がつまってるの。すごいでしょ?」


アリスは自分の頭を指差し自慢げに話した


「んで、初心者ユーザーを選んだのはホントにただ女王の目を掻い潜るため。それに役持ちを壊せるのが役持ちなだけなようにプレイヤーキャラを壊せるのもプレイヤーだけなの。まあプログラムに直接干渉してる女王と私は特別だけどね。だから少しでもプレイヤーキャラを味方にしたかったってわけ。さすがに一人っていうのは予想外だったけど」


『じゃあアリスは戦えるのか?兵隊はかなりのかずいるんだろ?さすがにヤバいんじゃないのか?』


さっきも一人じゃ厳しいみたいに言っていたし


女王だって警戒はしてるだろう



「今は、ね。だけど女王もただ城にこもっているだけじゃなくてこれからイロンナ所を掌握しにかかる。緊急事態に備えたプログラムは私以外にもいくつかあるからそれを壊す為に兵隊を動かす必要があるし。」


詳しく聞くとアリスは役持ちのなかで唯一パンドラのハコ全てのエリアを動けるらしいキャラらしい。逆に女王は城から出られない。他の役持ちも自分の行動エリアは決まっていていくら色々な制限が消えてもそれはどうにもできない。だから女王は自分の手駒を動かす必要があるということだ


兵隊が多少減ればアリスは城を攻め落とせる自信があるらしい。つまりそれだけの実力があるのだろう


『...じゃあルートはアリスに任せればいいんだな?おれはもし他のユーザーが邪魔をすれば時間を稼げばいいと』


「うん。そしたら私がパンドラのハコにアクセスして相手をどうにかするから。少し時間がかかるけどね。女王に騙されて味方するプレイヤーがいないとは言い切れないし...あ、ここだよオオカミの森。気を付けてね名前のとおりオオカミがわんさかいるから。まあ...今は大丈夫だろうけど」


?アリスの言葉の意味がわからないままアリスとともに森に入った俺はあんな衝撃的なものを目にするとは思ってもみなかった





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